( 165081 )  2024/04/29 16:05:45  
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日本銀行が金融政策を現状維持したことで円相場が対ドルで下落し、約34年ぶりの安値となった。

市場では米国経済の好調さからFRBの利下げ観測が後退しており、金利差の広がりから円を売ってドルを買う取引が増えた。

政府・日銀の介入に対する警戒感が高まりつつあり、円安を試す動きもある。

(要約)

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日本銀行本店=2020年1月9日、松倉佑輔撮影 

 

 29日の外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=160円台を付けた。1990年4月以来約34年ぶりの安値。日銀が26日、金融政策の現状維持を決定したことで、低金利の状況が当面続くとの見方が広がった。これに対し、米国経済の堅調さから、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測は大きく後退している。日米の金利差が広がった状況が長引くとの観測から、円を売って高金利のドルを買う取引が加速した。市場では政府・日銀による円買い・ドル売り介入への警戒感が高い状況が続いている。政府・日銀の真意を探ろうと、さらなる円安を試す動きも出ている。【ワシントン大久保渉】 

 

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