( 165603 )  2024/05/01 01:26:53  
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記者団の質問に答える岸田文雄首相=30日午前、首相官邸(酒巻俊介撮影) 

 

岸田文雄首相は30日、衆院3補欠選挙で自民党が全敗したことを踏まえ、「真摯(しんし)に重く受け止めている」と官邸で記者団に述べた。衆院解散・総選挙について問われると、「一つ一つの課題に結果を出すことに専念する。全く考えていない」と否定した。 

 

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補選で自民が唯一公認候補を擁立し、落選した島根1区に関しては「自民の政治資金の問題が大きく重く足を引っ張ったことについては、申し訳なく思っている」として陳謝した。 

 

自民総裁としての自身の責任については「党総裁、政権与党として、結果を出すことによって責任を果たしていかなければならない」と説明。党執行部交代の是非に関しては明言を避けた。 

 

派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を受けた政治資金規正法改正などを巡り、国会の政治改革特別委員会での議論に資するよう党の方向性を示すとした。 

 

一方、公明党の山口那津男代表は30日の記者会見で、望ましい衆院解散の時期について「政権に対する信頼回復に力を注ぐことが一番大事だ」と述べ、早期解散に否定的な見解を示した。 

 

 

 
 

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