( 166822 )  2024/05/04 15:36:56  
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GW後半には各地で人出が多く、マナー違反や混雑対策が行われている。

鎌倉では「徒歩」での移動を呼びかける実証実験が行われ、番組スタッフが電車と徒歩で移動時間を比較。

徒歩の方が8分早く到着した。

また、栃木県鹿沼市でも自然を守るため、一部の区域でバーベキューや花火を禁止する条例を実施。

市はパトロールを行い、禁止を守らない場合は最大5万円の過料が科される。

(要約)

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日テレNEWS NNN 

 

GW後半、各地がにぎわうなか、マナー違反対策や混雑を緩和する取り組みが行われています。鎌倉では観光客が集中することから「徒歩」での移動を呼びかける実証実験が行われています。 

 

【動画】GW後半スタート 行楽日和で各地で混雑 大行列の先には何が? 

 

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人で埋め尽くされた通りに、ごったがえした駅前。3日、神奈川・鎌倉市は観光客であふれかえっていました。その中で、緑のベストを着た人たちが配っていたのは、観光名所「鎌倉の大仏」への徒歩でのルートがかかれた地図です。 

 

江ノ島電鉄の鎌倉駅で行われたのは、「オーバーツーリズム」による混雑を緩和するための実証実験です。 

 

去年のゴールデンウイークでは、改札の外まで大行列ができるほどだった鎌倉駅。観光客が集中し、地元住民が利用しづらくなるなど、生活にまで影響を及ぼすことから、3日と4日の2日間、鎌倉大仏まで徒歩での移動を呼びかけているのです。(※午前10時~午後4時) 

 

   ◇ 

 

実際、電車の移動と、徒歩の移動にどれだけ違いがあるのでしょうか? 番組スタッフが、徒歩ルートと電車ルートに分かれ、時間をはかってみました。 

 

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「行ってきます!」 

 

電車は3つ先の「長谷駅」で降りて鎌倉大仏へ向かうルート。徒歩は沿線沿いの商店街や住宅街を通るルートで向かいます。 

 

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電車ルートはすんなり改札を通過。しかし… 

 

電車ルートの番組スタッフ 

「かなり満員電車の状態です」 

「あ~、今ドアが閉まりました」 

 

結局、その電車は断念。一方、徒歩ルートは… 

 

徒歩ルートの番組スタッフ 

「このあたりはお店があって人が結構います」 

 

商店街の人混みを抜け、少し広い通りへ。歩き始めて15分後には… 

 

徒歩ルートの番組スタッフ 

「人がかなり少ないです」 

 

人通りも落ち着き順調に歩みを進めます。そして同じ頃、電車の方はというと… 

 

電車ルートの番組スタッフ 

「今、先頭から6番目あたりに並んでいます」 

 

次の電車が到着。ようやく乗ることができました。その間も混雑に巻き込まれることなく進む徒歩ルート。すると… 

 

電車ルートの番組スタッフから電話 

「今どこですか?」 

 

徒歩ルートの番組スタッフ 

「今(ゴールの)目の前くらい」 

 

電車ルートの番組スタッフ 

「目の前!? 早いな」 

 

そして… 

 

徒歩ルートの番組スタッフ 

「約30分で鎌倉大仏に到着しました」 

 

そして電車ルートは… 

 

電車ルートの番組スタッフ 

「ようやく着きました。36分30秒かかっています」 

 

 

日テレNEWS NNN 

 

番組スタッフの計測では、徒歩の方が8分早く到着しました。(徒歩ルート:約28分30秒/電車ルート:約36分30秒) 

 

その後も大混雑となっていた駅。電車を利用したという観光客は… 

 

電車ルートの観光客 

「人混みは電車が多いけど、涼しい方を選んでしまう。お寺回るのにも、たくさん歩かなきゃいけない。体力温存」 

 

徒歩で来たという人は… 

 

徒歩ルートの観光客 

「歩いて来られない距離じゃない。街並み見ながら、お店見たりとか。電車よりもよかった」 

 

徒歩移動を推奨する実証実験は、4日も行われます。 

 

日テレNEWS NNN 

 

観光地はどこも人であふれるゴールデンウイーク。栃木県鹿沼市では、のんびり自然の中に身をおいて過ごす人も。鹿沼市を流れる清流・大芦川は、地元の人にとっては自慢の川です。 

 

自然保護活動などを行う「大芦川自然クラブ」 関谷忠一代表 

「いろんな川で鮎(アユ)釣りの大会やってきたが、どこにいってもこの大芦川は負けない」 

 

しかし… 

 

釣り人 

「バーベキューをやったり、水遊びやる方がたくさん増える。そのバーベキュー(の道具)をそのまま置いて帰ってしまう」 

 

日テレNEWS NNN 

 

大芦川流域にはゴミが捨てられ、バーベキューで使ったのか、焼き台もそのまま放置されていました。 

 

そこで鹿沼市は、住民の生活環境と自然を守るため、3日から大芦川流域の一部の区域で、バーベキューや花火などの行為を、条例で禁止にしました。(BBQ・花火などの“禁止条例”期間:5月3日~6日/7月6日~9月30日) 

 

禁止行為をした場合、1人あたり最大5万円の過料を科すということです。 

 

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3日からパトロールも始めた鹿沼市。すると早速、見つけたのは… 

 

監視員 

「こんにちは、市役所です。ここはバーベキューできないんですよ」 

 

バーベキューをしていた人 

「だめですか?」 

 

監視員 

「だめなんです」 

 

日テレNEWS NNN 

 

禁止区域でバーベキューをしていたグループです。 

 

監視員 

「このままバーベキュー続けると、過料、お金取られちゃうので、すぐ片付けてください」 

 

バーベキューをしていた人 

「やめる」 

 

監視員 

「やめればお金大丈夫だから」 

 

バーベキューをしていた人 

「やめる。絶対やめるから」 

 

監視員 

「すぐに火も消して、片付けにうつるところも確認しました。今回は口頭指導というかたち」 

 

天候にも恵まれる予想のゴールデンウイーク後半。その土地のルールを理解した行動が求められます。 

 

 

 
 

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