( 167586 )  2024/05/06 23:54:05  
00

TBS NEWS DIG Powered by JNN 

 

岸田内閣の支持率が7か月ぶりに上昇したことが最新のJNNの世論調査で分かりました。明確な理由が見つからない予期せぬ支持率のアップに、与党内からも困惑の声があがっています。 

 

“地球1周”の外遊から帰国した岸田総理。首脳外交はもちろんのこと、現地の日本人と交流するなど精力的に動いた6日間でした。 

 

岸田総理 

「『グローバルサウス』との連携という観点から、今回の訪問は大変有意義であったと感じています」 

 

「外遊後には上昇する傾向がある」といわれる内閣支持率。この土日に行ったJNNの世論調査で岸田内閣を支持できるという人は、前回の調査から7.0ポイント上昇し、29.8%でした。支持率が上昇に転じたのは7か月ぶりのことです。 

 

与党内の受け止めはというと…。 

 

自民党関係者(内閣支持率上昇について) 

「そんなはずがない」 

 

別の自民党関係者(内閣支持率上昇について) 

「困るんだよ。どうするんだよ、(衆議院を)解散したら」 

 

歓迎ムードからはほど遠い様子。実際、内政では逆風が続いています。 

 

先月28日に行われた衆議院の3つの補欠選挙で、自民党は不戦敗も含めて全敗。今回の世論調査で次の衆院議員選挙について聞くと、「自民・公明による政権の継続」よりも「立憲民主党などによる政権交代」を望む人が上回るなど、苦しい状況に変わりはありません。 

 

自民党・閣僚経験者 

「『総理の外交は評価するが、自民党にはお灸を据えなければ気が済まない』という感じではないか」 

 

今後、信頼回復のカギとなるのが、裏金事件を受けた政治改革。政治資金規正法の改正をめぐる議論です。 

 

岸田総理 

「再発防止に向けた改正が喫緊の課題であり、今国会中の改正に向けて全力を挙げていきます」 

 

こう話していた岸田総理は早速、自民党の政治刷新本部のメンバーを公邸に招き、改革の方向性などについて協議しました。 

 

対する野党は攻勢を強める考えです。 

 

立憲民主党 泉健太 代表 

「今の自民党案ではダメだということを踏まえて、自民党の週明け、改めて案の出し直しを期待する。政治家にとって厳しい政治改革を実現したい」 

 

国民が納得する改革となるのでしょうか。 

 

TBSテレビ 

 

 

 
 

IMAGE