さいたま地検は、埼玉県戸田市の駐車場で80回も駐車料金を支払わずに駐車したとされる男性について、威力業務妨害容疑で逮捕されていた会社役員を不起訴処分とした。

男性は未払い金が12万円超だったが、処分理由は明らかにされていない。

（要約）

逮捕の男性不起訴　駐車場料金を支払わず＝さいたま地検 

　2022年9月から昨年2月までの間、埼玉県戸田市内の時間貸駐車場で80回にわたり料金を支払わずに乗用車を駐車したとして、今年4月23日に威力業務妨害の疑いで蕨署に逮捕されていた東京都足立区の会社役員男性（41）について、さいたま地検は10日、不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。 

激高…迷惑駐車の監視員、車にステッカー張る瞬間、会社役員がタバコ投げる　突き飛ばし「態度が」 

■未払い金は計12万円超（以下、初報記事） 

　時間貸駐車場で料金を払わずに駐車を繰り返し、駐車場事業者の業務を妨害したとして埼玉県警蕨署は4月23日、威力業務妨害容疑で東京都足立区小台1丁目の会社役員の男（41）を逮捕した。 

　逮捕容疑は2022年9月から23年2月22日までの間、戸田市川岸3丁目の時間貸駐車場で、80回にわたり料金を払わずに乗用車を駐車し、業務を妨害した疑い。 

　同署によると駐車場は料金後払い方式。男は1回当たり約1時間から約17時間、料金を払わずに使用し、未払い金は計12万4千円。不正使用が続いたため、駐車場事業者が車のタイヤをロックし、書面で支払いを促す通告を行ったが、男はロックされたタイヤを駐車場内でスペアタイヤと付け替えて逃走していたという。男は「料金は払うつもりだった」などと供述し、容疑を否認している。