( 169903 )  2024/05/13 17:44:56  
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日本銀行(日銀)は、国債の買い入れ額を500億円減らし、4250億円にした。

これは3月のマイナス金利政策解除後初めての減額であり、国債の償還ペースが新規購入を上回る見通しで、量的引き締めの局面が訪れる可能性がある。

この減額は、5年以上10年未満の国債に対して行われた。

減額により金融市場では円買い・ドル売り、債券売りが進んだ。

日本国債の10年物国債の利回りは上昇し、約半年ぶりに高水準となった。

(要約)

( 169905 )  2024/05/13 17:44:56  
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日銀本店=東京都中央区 

 

 日銀は13日午前の定例公開市場操作(オペレーション)で、国債の買い入れ額を前回と比べ500億円減の4250億円とした。 

 

【ひと目でわかるグラフ】日銀の保有国債含み損益推移 

 

 3月のマイナス金利政策の解除後、減額は初めて。今後、日銀が保有する国債の償還ペースは、新規買い入れを上回る見込みで、事実上の量的引き締め局面が視野に入った。 

 

 買い入れを減額したのは、償還までの残りの期間が5年超10年以下の国債。従来は4750億円だった。 

 

 減額を受けて金融市場では円買い・ドル売り、債券売りが進んだ。長期金利の指標となる新発10年物国債(第374回債)の流通利回りは上昇(債券価格は低下)し、一時0.940%を付けた。昨年11月以来、約半年ぶりの高水準。  

 

 

 
 

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