( 171143 )  2024/05/17 00:56:17  
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山梨県富士吉田市の堀内茂市長は、隣の富士河口湖町がオーバーツーリズム対策として目隠し幕を設置することに言及し、「ひとごとではない」として市でも観光公害対策を強化する考えを示した。

さらに、宿泊税導入を前向きに検討し、観光客増加に伴う課題や観光環境の改善を強調した。

(要約)

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定例会見に臨む山梨県富士吉田市の堀内茂市長=16日、山梨県富士吉田市(平尾孝撮影) 

 

山梨県富士吉田市の堀内茂市長は16日の定例会見で、隣接する富士河口湖町が、オーバーツーリズム(観光公害)対策として、コンビニの上に富士山がのったような写真が撮れる「富士山ローソン」で、目隠し幕を設置することに対し、「ひとごとではない」と語り、富士吉田市でも深刻化する観光公害への対策を急ぐ考えを示した。そのうえで宿泊税の導入を「前向きに検討する」とした。 

 

【写真】反対側の歯科医院前の歩道で「富士山ローソン」を撮影する外国人観光客 

 

富士吉田市では、古い商店街の先に富士山を望む「本町二丁目交差点」などに外国人観光客が撮影スポットとして殺到している。周辺では渋滞や違法駐車、ごみやたばこのポイ捨て、無許可で民家の庭に入り込むなどの問題が生じている。対策の一環として6月に新たなトイレを完備した駐車場を開設する。堀内氏は今後対策を拡充させることで「観光客が満喫できる(周辺)環境と、経済の活性化の両立を図っていきたい」と語った。 

 

宿泊税については「快適な観光を実現できるようにソフト、ハード両面での充実を図っていくため」と意義を強調。さらに、富士吉田市だけでなく、観光客が集中する「富士五湖エリア全体で導入することが望ましい」との見解を示し、将来的には周辺自治体と連携する必要性に言及した。 

 

 

 
 

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