( 171785 )  2024/05/18 16:54:54  
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為替介入で利益が出るしくみ 

 

 政府と日本銀行が、ドルを売って円を買う為替介入を実施したとの見立てから、その原資に使う「外貨準備」に注目が集まっている。過去の超円高のときに仕入れたドルを売ったことで、巨額の含み益が出たとの観測があるからだ。与野党からは「埋蔵金」として国の財源にすべきだとの声が上がる。そんなにうまい話なのだろうか。 

 

【写真】衆院財務金融委で質問する立憲民主党の江田憲司氏=2024年5月8日午前10時20分、岩下毅撮影 

 

 「こんな莫大(ばくだい)な外貨準備を保有していく必要があるのか」。8日に開かれた衆院財務金融委員会で、立憲民主党の江田憲司議員が、鈴木俊一財務相に詰め寄った。 

 

 為替介入に使う外貨準備は、政府の一般会計とは別の「外国為替資金特別会計」(外為特会)で管理されている。4月末の残高は1兆2789億ドル(約200兆円)あり、中国に次ぐ世界2位の規模とされる。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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