( 171870 )  2024/05/19 00:34:18  
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 家でゆっくりしたい子どもと外で運動してほしい保護者――。国立青少年教育振興機構(東京)の調査で、休日の過ごし方に親子で意識の差がある実態が浮かび上がった。 

 

 調査は昨年1~3月、小中高校生と、小学生の保護者を対象に実施し、計約3万人から回答を得た。子どもに放課後や休日にしたいことを複数回答で尋ねたところ、「テレビ、音楽」(72・1%)、「ゲーム」(66・9%)、「体を休める、寝る」(64・5%)が上位だった。 

 

 一方、保護者に聞いた子どもの望ましい放課後や休日の過ごし方では、「運動、スポーツ」(81・5%)、「友達と遊ぶ」(80・4%)の回答割合が高く、「体を休める、寝る」は32・4%だった。 

 

 調査によると「体を休める、寝る」を選ぶ子どもは年齢が高いほど増え、中高校生では8割超となった。 

 

 また、今回の調査では、「SNSが来たらすぐ返信しなければいけない」「すぐ返信がないと不安になる」の設問に「よくある」「時々ある」と回答した小中高校生の割合が、6年前の同じ調査内容と比べて大幅に増加した。担当者は「スマホが子どもたちのストレスになっている可能性がある」と指摘している。 

 

 

 
 

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