( 172234 )  2024/05/20 01:34:58  
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(まとめ) 

教員や元教員の意見をまとめると、学校におけるデジタル化やDX化に対する取り組みには、以下のような傾向や論調が見られます。

 

 

- 一部の教員からは、デジタル化は進んでおり、指導要録や連絡事項は電子化が進んでいるという声が挙がっています。

ただし、デジタル化が進んだからといって、業務削減までが実現されているわけではなく、新たな課題や業務増加を招いているとの指摘もあります。

 

 

- 一方で、古い習慣やシステムに固執し、変化を進める意欲に欠けている管理職や年配の教員がいることが、デジタル化の遅れや導入の難しさの原因とされています。

 

 

- 業務の中には、デジタル化のメリットを活かせる部分と、なかなかデジタル化が進まない部分が混在しており、効率化が難しいとの指摘もみられます。

 

 

- 予算や人員配置の問題、自治体の影響、年齢層など、様々な要因がデジタル化の進展に影響を与えているとの声もあります。

 

 

- 現場の声がなかなか上層部に届かず、効果的な変革が阻害されているとの指摘もあります。

 

 

今後の教育現場でのデジタル化やDX化においては、従来の習慣やシステムにとらわれず、現場の声を取り入れた、効果的かつ効率的な取り組みが求められていることが伺えます。

( 172236 )  2024/05/20 01:34:58  
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・教員です。 

記者の取材不足を感じました。10年以上前の記事かと思いました。 

そういう学校もあるかと思いますが、指導要録はパソコン使っていますし、ソフトもWord、Excelが主流です。一太郎の方が使いやすい場面もあるので、個人的には併用しています。欠席連絡もメールです。 

一番大変なのは、しつけられていない子たちとそれに伴う保護者対応です。学校は何でもしてくれると思っているからです。ネット上のトラブルは、買い与えた親が解決してほしいです。 

 

 

・一般企業だとアドミニストレータという技能者を置きますが、ほとんどの学校にはおかれていません。データを保存するのもどこかにサーバーを用意しないといけません。生徒たちの将来を左右する成績など収められているので、それなりのセキュリティも必要です。 

 

IT化を進めるなら、まずはそれなりの予算と人員配置を行わないといけない。印刷や配布などの事務作業も教師以外に事務員を配置したりできると思うし、学校組織の改革は必要に思います。 

 

個人的には最低限教師の数と同数くらいの、用務員・事務員・IT技術者などのサポート人員が、学校には必要ではないかと思います。 

 

 

・元公立学校長です。学校事務のDX化には効果があると思います。しかし、教育のDX化は子供の教育分野には本質的には馴染みません。子供の教育にはデジタル技術では限界があります。ある単元の学習でつまづいている子供には、個別指導しかありません。例えば、分数の計算がどうしても出来ない子供がクラスに数人は必ずいました。この子供たちにコンピューターは役に立ちません。教育は、人間対人間の営みでしか出来ないことがあまりにも多すぎます。子供の躾けや道徳教育などはDX化などは不可能です。出来の良い子ばかり集めての実験校の実践例はまったく参考になりません。DX化は企業向けです。 

 

 

・私は60歳を迎えますが、私の年代以上の先生はアナログですね。チャレンジ出来ません。生徒には勉強しなさいと言うけど自分は勉強しません。特にFラン出身の先生は酷いですよ。私の職場の先生は高校1年生の発表を今だに模造紙でやらせています。多分自分がタブレットの使い方が分からないからです。タブレットの配布をしているからには、先生側が使っているかの厳正な調査をすべきです。アンケートのみで厳密な調査はやっていません。また、タブレットを使用しなくとも注意されないし、必ず再雇用で雇ってくれます。 

 

 

・元県立高校教員の意見です。 

ICT活用で負担軽減には概ね賛成だが、この記事の指導要録の手書き、一太郎の使用については情報が古い可能性が高い。 

すでに多くの都道府県で総合教育センターのサーバー管理で、指導要録も入力になっている。 

指導要録の電子化についての通達も2年前に文科省から出てるし。 

一太郎についても国がマイクロソフトwordへの移行を進めてから、都道府県でも一太郎禁止令が出ているはず。 

ジャストシステムがある徳島県ですらそうなっていますよ。 

まあ、一太郎については縦書きを含め日本語入力にはwordよりはるかに使い勝手はいいけど。 

 

 

・アラフィフの教員です。 

市内で異動したら、同じ市内なのに驚くほど「紙」文化でした。前任校は職員会議資料やその他情報共有するものは全部ネット上の掲示板や会議室に入れといて、必要な人は印刷するパターンでしたが、今のところは全部紙。 

 

欠席連絡や保護者アンケートは市内共通で、保護者のスマホからできます。学年便りや進路、面談のお知らせなども配信してますが、いろんな家庭があるので紙でも配ってる。 

 

以前、定期テストをタブレットでやってみようとした先生がいました。予行練習的に小テストで使ってみたら、全学年いっぺんにつなぐと接続エラーが続出して断念したようです。あとは、自分のタブレットを家に忘れてくる子がいて、結局紙のテストも用意しておかなきゃならない。(予備機はそんなにない) 

 

学校は保守的なところもあり、遅れてるのはその通りですが、大人相手のビジネスとはまた違った事情もあります。 

 

 

・文部科学省には予算が割かれない。財務省や経産省が目の前のことだけを考えている限り、この問題は解決されない。少子化問題の一端もこれ。産んでも将来的に、この国ではちゃんとした教育がほどこされないのではという不安。恋ったことも含めて子供を産むモチベーションさげている。政治家は御覧の通り、国民のことなど気にもかけていない。 根本的な原因。 

 

 

・この手の「学校下げ」記事そのものが、そもそも視点が古いし 

前時代的な学校校務内容に囚われすぎててアップデートされていない。 

 

それに、学校の諸々の諸事務手続きは常に 

所属する自治体の教育委員会の承認がないと変えられないし 

その教育委員会の体質の古さは学校以上のことが多い 

・・・・という事実に全く言及していない。 

 

一人の教務主任の手柄によって改革されたふう内容だが 

その主任の残業時間や業務量は相当なものだったろう。 

実際には周囲の協力や理解は不可欠のはずだし 

自治体教育委員会もかなりの学校裁量を与えていたのだと思う。 

それが変革を促す際の大きな違いである。 

裁量権を大幅に学校に委ねる教育委員会と、それに呼応する学校現場 

この二者によって大幅にD X化に成功している学校も多い。 

 

記者は他人のことを言う前に、自分の古い先入観からいい加減に脱却して欲しい。 

 

 

・役所もこの部類だ。それでももう少し進歩しているが。 

 

役所の外郭団体は今だに出勤簿は押印。 

 

単純な事務こそパソコンで処理して決済に回せば何も手間はかからないが、いまだにプリントアウトし押印、回覧押印を繰り返し、最後にスタートした部署でファイリング。 

 

昭和の時代は続いていて、誰も恐くてやめられない。膨大な段ボールの文書は保管する場所も必要。 

 

ある程度の世代が辞めるまでこれ終わらないのだろうなと思う。 

 

 

・元中学教員です。進めるのは必要とは思いますが、効率化とともに更に仕事量が増える現実がありました。例えば自分の経験ではパソコンがない頃は20時頃には退勤できたのが、パソコンで仕事をするようになり通知表も要録もパソコンでしたが、退勤は毎日22時から24時くらいになりました。効率よくできると、沢山仕事ができるので、更にやるべきことを上から与えられるようになるわけです。その分、生徒とのアナログ的な関わりは追いやられることになります。果たしてそれがよいことなのかは難しい問題でした。 

 

 

 

・高校の教員ですが、ICTの活用は必要不可欠だと思う。しかし、何かのアプリを導入しようとすると結果的に仕事が増える構図になるのが1番の問題。例えば記事のアンケートについては、Microsoft365のformsが便利。URLをメールに添付して送ったり、QRコードを配布すると必ず上手くいかない家庭が出てくる。そして、その対応に追われる。最近ではメールアドレスを持たない保護者も出てきた(LINEでほぼ全てを済ませているためらしい)ため、どうすれば良いかの質問の電話対応に追われる。結局、にわか仕込みの知識しかないので電話ではうまくいかず、担当教員にお願いしようにも会議やら他の電話で直ぐには出てもらえず、後手対応で保護者の不満が増す。担当教員いわく、殆どが受け手側の機器の問題(迷惑メール設定やカメラに設定)らしいが、我々では対応なんて無理。結局、紙ものが一番仕事が増えない手段になるのである。 

 

 

・これ、人によっても違うと実感しています。 

去年の担任は学級通信がアプリで配布でした。子供達の様子を写真メインで2、3日に一度は送られてくるので高頻度さにびっくりしました。 

基本的に連絡事項もアプリを通してでした。 

 

今年の担任は学級通信が紙。連絡は電話。 

どちらも同じ30代後半の男性です。 

授業もタブレットを活用していた去年に比べて今は休み時間しか使わないそうです、 

 

デジタル化の進捗が個人任せな所が問題ですよね。 

 

 

・10年目の現職教員です。初任の頃は通知表はまだ手書きで間違えたら砂消しゴムで消してました。出勤簿は押印でした。その頃から比べるとずいぶん進んだようには思います。 

学校は個人情報を扱う関係でPCなど職員番号のある学校(在籍校)の校務システムにしかログインできない一方、教科担任・専科制の導入で正規採用でも複数校勤務をする教員や支援員など職員番号を持たない職員などが増えています。結果としてそれらの職員向けには印刷したものを渡すことになるのでそれなら紙で、となっているところもあります。 

私も専科で3校兼務をしていたときには在籍校1校以外のシステムには入れないので成績や資料等は紙でやりとりするしかありませんでした。紙でやりとりする方が効率がよいという場合もあるのではないでしょうか。 

アンケート類のペーパレス化はいいと思いますが、現場からするとそのアンケートそもそも必要?というものがほとんどです。 

 

 

・現場の管理職です。デジタル化は進んでいます。小学校でいえば、教材やテストなど幼稚園や保育園を出たての子から、すぐに中学生という子まで、幅が広いので、何でもかんでもデジタルというわけにはいきません。また、それがいいかどうかも学年によっても違います。保護者向けの学校評価のアンケートは、紙からデジタル化したら回収率が3分の2程度に下がりました。行政からはアンケートや研修等の申し込みがデジタル化され学校に降りてきますが、回収してまとめる側は圧倒的に効率化されます。しかし、答える方は紙の方が時間がかからないということが少なくありません。ペーパーレスを進めるのはよいと思いますが、言うほど仕事量の削減にはつながりません。デジタルが好きな人は、時間をかけてもPCやタブレットを駆使して効率化を進めること自体に意義を見出してるので多忙感は軽減されると思います。 

 

 

・うちの子の小中高の欠席等の連絡は10年位前からweb です 全体への連絡もや説明会や保護者会はリモートになり、テストの自動採点等、だいぶ変化していると思う 授業のスタイルを見直したり、教員免許に関係ない仕事は外注する等進めて、その分、子供達とのコミュニケーションや学力向上に取り組んで欲しいと思います 

 

 

・現職中学校教諭です。先月の時間外勤務時間は130時間超でした。授業の空き時間は日に1時間もしくは0でした。放課後は清掃終了後すぐに部活動が始まり終了は18時です。ここから、学級事務、学年事務、校務分掌事務、教材準備(実験の準備と片付け)等をこなせば、どれだけデジタル化が進んでいようとも終了時刻は20時〜21時になってしまいます。特に4月は教科以外の活動が多く学級担任は疲弊しています。解決方法は一つです。教員の配置定数を見直し、人を増やすしかありません。先日、中教審から出された働き方改革に関する提言には全くもって呆れ果ててしまいました。委員に現職教員が入っていないのですから当然の結果なのでしょが。 

 

 

・卒業アルバムの登場回数数える業務負担軽減のために児童1人年間300円。これがDX化が進まない理由を示している。 

いちいちお金がかかるのです。 

そして、学校の業務は、どうも一般企業と比べて極めて特殊であるようで、導入しようとしても、とにかくカスタマイズだらけでお金がかかる。では、システムに合わせていこうとすると、今度はむしろ手間がかかり、お金かけてなんで業務がふえるのか?という不満が出てきて、結局、現場はIT化に対して、むしろネガティブな印象を受けるようになってしまっている。 

 

市場が狭いから学校に特化して開発してくれる企業も少ないのも原因の一つ。 

 

これが現状です。DX化するには、まず、大金が必要です。 

 

 

・まあ学校というよりは、自治体の教育委員会がどのように考えているか、かのように思います。 

ICTの技術というのは、早いところでは結構様々な形で開発され、それをいろんな形で活用する技術を、特に若手の教員が積極的に共有している地域もあるようです。 

例えば、知人は今3校に勤務していますが、昨年度勤務していた学校の教員のシステムを教わりながら、今年実験的に活用しています。 

もちろん基盤となる資料を作るのは大変ですが、子どもたちが自主的に活用できる場面を想定して作るというのも結構楽しいと感じています。分からなければ別の子が教えに行くけど、それもアリにして、ってやっていくと、意外にきちんとしたものが出来るんじゃないですかね、と言っています。 

 

どうしても昔の風習ってあると思いますけど、そういった所を他の所で学んで、使えるように出来ればいいのかなと。 

 

 

・ICTも一長一短です。私は教員であり、保護者である立場からすると、両方あると助かります。メールだと開くのを忘れるし、『後でいいか️』となり、バタバタしていると忘れていたこともある。一般企業に勤める知人も、メールだと後回しにしてしまうという声も聞く。紙媒体では、私自身、提出期限のあるものは、目の届くところに、貼ってあるので、隙間の時間で書いて提出する。 

また、職員会議の資料もプリントアウトが必要なものがある。例えば、体育大会のような外で準備するときは、砂ぼこりの中、機器を持って出るのはよろしくない。 

企業は企業の事情があるので、全て一般論で語れるものでもないかなと思う。 

 

 

・どの自治体に取材したのか分からないけど、今は多くの学校でDX化が進んでいると思う。だからといって、業務削減に繋がっているかと言われると、そのように感じない。それよりも、生徒指導や長欠を含めた支援が必要な児童生徒への対応。生徒の先生なのか、保護者の先生をしているのかわからないくらい多い、保護者対応。大会運営業務を含めた部活動経営。地域との連携業務など、学校から業務の縮小をした方がよいものが多すぎると思う。 

 

 

 

・書かれていることはだいたい取り入れられています。しかし、次々に取り入れられていき、やっと覚えたら次にまた新たなシステムが取り入れられ、何が何だか。年配の方は一太郎に馴染み、そのままの方が仕事が早く進むのに、すべてワードに切り替わりそこに時間がかかっています。夏休みの生活表などもタブレットに入力するようになりましたが、それにコメントを書くこともできず、ひとりひとり開かなければならない。手軽になった分送られる情報は多くなり、作成する文書も増えたと思います。欠席連絡もオンラインで届きますが、保護者の口調等がわからないところが難点です。 

 

 

・デジタル化すれば無条件に仕事が楽になるというものではない 

機材のメンテや通信トラブルの対応等、想定外のことも発生するし、仕事が減れば減ったでまた何か新しい要求が上から下から降ってくるものだ 

新しいアプリなど導入したものの、それらの負荷に現場が耐えきれず、気がついたら紙仕事に戻っていたという例はいくらもある。 

 

 

・学校施設や職務、人事など、都道府県等により大きく異なることがあります。 

DX化なのかIT化なのか分かりませんが、地域によって違うように感じます。 

現在は、家庭へのお知らせや学校への連絡はメールですし、通知票、指導要録も電子化されて久しいし。職員会議はペーパーレス、押印も必要ありません。学年だよりもなく、全学年に1枚行事や集金の予定が出るだけです。集金はキャッシュレス化している市町村もありうらやましい限りです。欠席児童はズームで授業に参加もできる。いずれは、テストは電子で実施、返却、通知表も電子化されるでしょう。 

しかし、それでも教員の多忙化は変わりません。なぜなら、問題は「DX化」ではないからです。 

 

 

・元高校教員です。「公務支援システム」を無理矢理導入させられて、毎年度末と年度始めは入学者選抜の報告と今いる生徒の成績と生徒の進級の報告から全部やっていたというか…やられてたというか…年度始めは転勤で入れ替わりがあるので設定が面倒臭い…で、時間割係も…自分は当時進路指導部長で教務副部長兼任でした。もちろん部活動の顧問もやっていましたし、時間外のなんか面倒臭い何とかスクールの会議にもでなければならなかった。その分のお金なんて出なかったし、市町村立で退職金が払えないから無理矢理転勤させられて、その学校の組織が酷かったので「うつ」になって退職させられました。 

 

 

・子どもの学校のPTA役員をやったときにコピーを借りて衝撃を受けました。 

ホチドメできず、ソートもできないコピー機でした。5枚をホチドメするようなコピーは、手作業で1枚ずつ手に取りホチキスでパチンと一束ずつ留めなければならず、全校生徒分で1時間以上かかりました。 

職場のコピー機は、ホチドメ&ソート機能付きで、設定してスタートボタン押すだけで、あとは機械が全部やってくれる。 

未だにこんな昭和的なコピー機が現役なんて先生達大変だと思いました。 

 

 

・高校の教員です。随分と遅れた県を取材されたようです。私の県では20年くらい前に教員には一人一台PCが充てられました。その後徐々に整備が進められ,現在は指導要録に限らず,調査書も通信表もサーバーで一括管理されています。 

 アプリケーションはMSのOfficeが使われています。欠席連絡も保護者がクラウド上のフォームに入力して,学年ごとに把握できるようになっています。様々なアンケートも原則フォームアプリで行われています。一部紙の回答を希望される保護者がいるのでその方用には紙で対応します。教職員への情報提供はTeamsでチャネルを作って内容ごとに分けて流します。 

 唯一生徒に提供する情報だけは著作権の問題でデジタルでは自由にできません。ただし,手続きを踏めば一括して県で費用を負担してくれることになっています。 

 それでも現在,県はDX推進の指定校を設け,更なるDX化を進めています。 

 

 

・小学校教員(4年目)の子供の話を聞いていると、県、市町村、学校毎に大きな差があるようです。 

「学生時代に先生からは『今は最新のアプリを活用することができるけれど、教員になると、大きなギャップに幻滅するよ』と言われたけれど予想以上に萎えた」と。 

サラリーマンあるあるですが、問題提起した者に解決までやらせる事が多いです。なので専門の担当をおき、問題解決(効率化ツール開発)に当たらせるのがいいと思います。 

 

 

・現役高校教師です。私の職場では連絡はTeamsなどのツールを使っています。全国どこの学校でも使えるはずです。デジタル化の遅れは学校に限ったことではありませんが、管理職が「これからこうするから。」と決めてしまえば済むことです。ベテランの職員の「めんどくさい」という声に耳を傾けていたら、絶対に進みません。学校で進んでいないとすれば、校長、教頭が積極的に進められないからです。第一、教育委員会からの通知はデジタルで送られてくるのに、それを紙に印刷しているのは現場の教頭なんですから。全国の教師にパソコンが配られているはずです。教頭が、Teamsなどのソフトを使って、「全員、パソコンで確認してください。以上」で済ませてしまえばいいし、家庭への連絡、家庭からの返答、毎日の欠席、遅刻の連絡もそれで済ませてしまえばいいんです。ただし、パソコン、スマホのない家庭もありますから、そこには配慮が必要です。 

 

 

・学校に限らず古い組織とかだと、民間企業では信じられないような習慣が残ってて、デジタル化が進むと仕事が無くなる人が多いのも事実。 

日本の古い中小企業なんかでも昭和の事務員さんみたいな人が沢山いるから、その古い体質の企業では換えが効かない存在ではあるけど、他の企業に行ったらもう何もできないって人がこれから沢山出てくると思う。 

 

 

・知人の教員は職場のPCが古くて立ち上げに時間がかかりすぎると言ってたな。数十秒の差でもそれが日に何回、何日と続いていけば膨大な時間になる。一刻も早くなんとかしてあげてほしい。 

あと本当に学校って無駄なプリントが多い。民間出身のデジタル化・効率化の専門職員でも雇った方がいいと思う。無理なら教育委員会にでも類似のポストを作るとか。 

 

 

 

・何をするにも先立つものはまず予算。教育の充実、教員の負担軽減をするには相応の予算をつけてきちんとお金をかけることが必要だと思います。それを、お金はかけないけど現場の努力で解決してね、というのが現状では?これでは結局何も解決しません。教員不足というのも、初任給を倍にすれば人手は集まるのでは。 

 

 

・現職です。 

確かに、「抵抗勢力」みたいなアナログ人間もたまにはいるが、こんな記事みたいなことはありません。授業の中で生徒に効果的に使わせる方法はなかなか難しいけど、職員室内の大人が使う部分では、かなりデジタル化は進んでいて、うまく使いこなせば、業務の手間をかなり少なくできることは、みんながわかってきています。 

手間がかかって大変な業務は、保護者対応と成績処理です。成績処理は、「説明責任」が言われるようになって以降、ものすごく面倒になりました。いっそ、高校みたいに点数とかで切ってしまえれば、だいぶ楽になると思うけど。 

 

 

・講師です。 

学校の職員会議要項は紙です。 

記録を残す必要があるので完全には難しいと思います。 

災害でパソコンは全滅したが、紙媒体は生き残ったこともあるので判断が難しいです。 

保護者連絡をロイロノートスクールで取り組む学校もありますが確認ができなくて最終的には電話することになります。 

意識の醸成が課題になると思います。 

 

 

・学校は市役所、役場等と同じ公共機関。公共機関は幅広い人々を対象にし、関わる相手を選べない。急に変えると保護者や地域から即クレームになる。そこに旧来のシステムが残る構造的な問題がある。変わりたくても変われない。 

 

また、職員室内部でも新しく異動してきた人間は、学校の課題を感じてもなかなか発言しにくいし、残念ながら1年在籍すればその環境に慣れ、当初感じていた問題意識を持たなくなってしまう。 

 

学校には内部のシステムの改善を阻む構造的、文化的体制があります。さらに、伝統だから、伝統を変えたくない、との声でますます変革しにくくなっています。 

 

結果、旧来のやり方が残り、システムをスリム化できず皆か苦しみ、労働環境は変わらず、場合によってはさらに悪化。 

 

 

・学校現場でも,アンケートなどはformsなどの利用でけっこう楽にはなっていますよ。 

 

しかし,それが業務削減につながっているか,というと,そう単純ではないと思います。 

例えば「アンケートは簡単にできる」ということで,どうでも良さそうなアンケートが一昔前に比べて異常に増えたり・・・。 

 

パソコンで便利な世の中になったハズなのに,私達が昔に比べてそう忙しくなくはなっていないことと同じですね。 

 

新しいテクノロジーができたら,確かに業務が楽になりますが,その楽になった分,今までなら物理的にできなかった新たな仕事ができてきますからね・・・。難しいところです。 

 

 

・そいうう場所も未だにあるのだろうが、これが学校の全体像ではない。通知表も要録もとっくにDX化され、システムの中で連携されているし、iPadなどの端末も授業者全員分配付され学習ログの管理が行われているところもある。子供に端末を持たせたところで、教員がそれを管理し活用させなければ何の意味もない。職員会議等の資料も校務支援システムやドライブ等で配付し、それぞれが必要に応じてプリントアウトできるようにしているなど、改革は進んでいます。ただし、学校がDXアレルギーではなく、自治体の経済状況による格差で思うように進んでいないというのが事実だと思う。 

 

 

・デジタル化しないで紙で配る理由として良く聞くのは、スマホやPCがなく、デジタル対応できない保護者がいるとのこと。 

ですが、例えば40人学級の1家庭だけなら、その家庭にだけ紙対応すれば良いだけのことで、残りの39人にも紙対応するから手間がかかるのです。我が子の学校では日本語が読めない親のために全ての書類に仮名が振ってありますが、デジタル化して配ったほうが、スマホで母国語に翻訳して理解できると思います。 

 

 

・地域にもよるかもしれないが、情報が古過ぎるのと、個人情報扱ううえでのセキュリティ面が軽視されているようで、いまいち信用ならない記事。最近ではテストの自動採点も使ったけど、小学校みたいに1クラスなら手作業の方が速いし、どの子がどんな間違え方をしたのか採点しながら確認できるからむしろ効率的紙媒体は減らせばいいけど。塾ならともかく、いろいろな子がいる公立小学校なら効率ではなく、時間かけても操作活動を取り入れて実感させながら身に付けさせていくのが良いのかな?と思う。中には本当に一度やれば理解できてしまう子もいるから、そうした子にはタブレット等で対応すればいい。 

 

 

・公立学校の上位組織である自治体が主導し、学校のデジタル管理専門の担当者を雇うべきです。民間からの中途採用も行い、1校につき数人確保すべきでしょう。業務効率化が進めば、人を雇うコストなど余裕で回収できるかと思います。 

 

 

・これは簡単で、管理職、それから影響力をもっている先生たちが年配で、ついていけないからです。そういう自分たちがやってきたことを若手にもやらせようとし、変化を好まない人たちが仕切っている学校は本当に何も進みません。理解のある人たちが上にいるか、管理職などよりも若い職員の意見がちゃんと通る学校は改革が進んでいます。この例はかなり遅れている例だと思います。今は欠席や遅刻などの保護者とのやりとりもシステム化されていますし、要録などもExcelで作っています。また、一太郎は何年も前に廃止され、今ではまったく使っていません。最初は文句を言っていた年配の人たちも、もう慣れてしまったようです。それでもまだ昔の習慣から、無駄なことがたくさんあります。もっともっと改革を進めていかないと、本当に教育が崩壊します。 

 

 

 

・社会に比べればまだまだかもしれませんが、DX化はこの10年間でけっこう進んだと思います。 

ただ、DX化した分だけ教育委員会や各研究会から降りてくる仕事が増えています。 

今までは集計できなかった(かなりの手間だった)ことが簡単になったおかげで、気軽にアンケート調査が降りてきます。通信速度の調査や端末の性能調査、読解力向上の取組とか、認知力向上の取組等々。真面目に答えてるけれど、報告したところで現場には何の恩恵もありません。一体なんのために取りまとめているのだろうか。 

結局、時短できた分だけ仕事が増えています。 

 

 

・これは、一部そういう学校があるのを、さも「教育現場はこんな状態ですよ」と記者の書きたいように過度に一般化した、「印象誘導記事」ですね。こんな記事に騙されてはいけません。 

「1時間かけてプリントアウトして教員の机へ…」は、さすがにその教頭個人のやり方でしょ。 

 

とは言え、確かに記事にあるように、「もっとデジタル化すれば効率化が図れる」という部分も当然あります。 

保護者へのアンケートなどは、そりゃデジタルで作成してQRコードなんかをメールで送り、各自の端末で回答してもらったら、「回収・集計」の手間は省けるでしょうよ。 

でも、端末を持っていなかったり、使い方が分からなかったりする家庭への対応は? 

デジタルだと却って面倒がって見ない人なんかもいる。「なんでもデジタル化すれば問題は解決!」なんて、単純な話ではない。 

配慮と効率化のバランスを取りながら、少しずつ効率化に舵をきっていくのが現実的かな。 

 

 

・移行期間だからか、たとえば「紙とデジタルのどちらで回答いただいても構いません」とか「電話連絡でもアプリからの回答でも構いません」という配布物・連絡が多い。正直、両方確認して一本化する無駄な労力がかかるのでやめてほしい…… 

 

民間から転職して一番古いと感じたのは、部活動の顧問会議。オンライン会議システムで十分事足りるような内容なのに、わざわざ大きな会議室を借りて、わざわざ県内全域から顧問を集合させて、各校に時間割変更や出張準備の労力をかけさせる。 

授業準備や教材研究にあてられたであろう時間がただの移動時間として消えていくのが歯痒くてなりません。 

 

 

・DX化を進めるには教員任せではなくシステム技術者チームを設置し、更新、運用、セキュリティー、普及推進教育等行わねばなりません。 

 学校は労働組合員が改革の抵抗勢力となる場合も少なくなく、校長の時代感覚やリーダーシップ次第の体質も根強く残ります。 

 公立学校教職員はDX化に関係なく生き残れる点も改革推進の阻害要因でしょう。 

 学力テストを大学入試共通テスト型で、全国規模での成績評価にすれば、DX化推進をせざるを得ない風穴になるかもしれません。 

 

 

・そもそも先生一人一人が授業準備して、オリジナルの授業やることが無駄な気がします。教材準備してる会社が、講義の動画も作って、それをオンライン上や、学校の教室で見て学ぶ。先生は宿題やテストの支援や、学習の達成状況の管理、コーチングに重きを置けば、かなり楽になるんじゃないかなと。 

 

 

・指導要録の手書きの方が早いのは事実でしょう。ただ通知表のデータを転送するシステムで良いとなれば話は別。保護者向けの通知表と指導要録とは別のもなのでもちろん表現方法は異なる。一から書き始めるなら手書きの方が早いことは経験を積んだ人ならわかることだろう。なれていない人のために、入力方法をしっかりと伝えること、あとは教務主任やICT担当が処理をすれば時間短縮と業務をシェアできることが見えてくるはず。全て担任がやるとなるとエラーが起こりシステムを止めてしまいかねないだろう。 

 

 

・教育委員会にも、各学校にも、システムエンジニアを配置すべき。 

教員はITド素人。おまけに業務が多すぎて過労死レベル。そんな状況で、DX化なんて、夢は見ても、現実に手を付ける暇もない。記事にある業務主任は、その実現のために果たしてどれほどの残業を増やしたことだろう。過労死しなかったために、成功例として記事になり紹介されているが、美談にすべきではない。 

きちんと専門の人員を配置すべきだし、教育委員会がしっかり舵をとって少なくとも自治体内は同じシステムでやれるように整備してほしい。 

転勤するたびに、行く学校学校でシステムが異なり、覚えたり慣れたり、来た人に説明する時間や労力も相当なもの。 

 

 

・某政令市の話ですが、各学校に確かにパソコンの台数だけは増えました。でも、各先生方にはメールアドレスが付与されていないそうです。学校としてのアドレスと校長先生には個人アドレスがあるのかな。なんにせよ、政令市でそんな状況ですから、DXってチャンチャラおかしな話です。あと、教員の負担軽減の話ですが、事務方を増やすことである程度解決できるでしょう。教員には教えることとその周辺に専念していただき、コピーだのプールの管理だの何なら会議の設営くらいまで事務方でできるでしょう。事務方の増の話は、公務員の定年延長、再任用延長で対応できると思います。 

 

 

・PCが導入された際はこれで仕事の内容も進むと思いましたが、現状、それ以上に上からの調査等が増えていき捌くものが増えて時間内に仕事が終わらないのが現状です。効率アップした分、仕事内容が増やされる悪循環です。 

 

 

・鹿児島市にある田上小では掲示物の字は全て墨で手書きする、みんなありとあらゆる形式を全て揃えなければならないなど、非効率的な謎のルールが存在するそうです。外部のものですが、学校を訪問した際に違和感しかなく、普通に考えておかしいと感じました。そういった、根拠のない上からの同調圧力や、昔からの流れを汲むことが善と考える学校も少なく無いのだと思います。アナログが全て悪いわけではありません。しかし、良いものを取り入れないということは絶対に悪です。そういった慣習のある学校、自治体で働いておられる教職員の方々が心を病まないように願うばかりです。 

 

 

 

・私の所属する自治体では全職員にパソコンとiPadが配布され、校内の連絡、会議資料も全てペーパレス化、会議もオンライン、保護者からの欠席連絡もオンラインです。成績等の事務処理も校務システムです。 

 

業務の効率化ができているようですが、それでもなお、教員の仕事は多過ぎます。そもそも文科省が積極的に教員の仕事を減らしてもらわないと、現場では、どうにもなりません。 

 

 

・なんというか、記事を書く人も学校の状況をアップロード化できていないのでは? もちろんまだまだな部分もありますが現場で改善できる部分は改善されているかと。年配の人たちも積極的な人が多いですよ。 

 

「教頭が教育委員会からくる大量のメールの添付ファイルをプリントアウト」 

普通に転送です。 

「家庭に書いてもらうアンケート」 

アンケートフォームを使うこともあります。ただ、その場合気づかない人や、見れない人もいるので、重要なことは紙で配ることもあります。むしろ学校外から送られてくる大量の家庭用配布物をデータ化して学校を通さずに配布してほしいです。 

「指導要録」 

すべてではないですが、たしかに手書きの部分が多いです。年度ごとに印を押す部分などを文科省がどうにかしてくれないと現場では改善しようがないです。 

 

 

・教科書もデジタル化しているからQRコードがついていてタブレットで動画視聴が可能になってきている。 

しかし、50代女性教員のICTアレルギーは学校のDX化を滞らせている。この世代は採用数が少ない時代を勝ち抜いた自信はあるようだが、学ばない姿勢だけはしっかりしている。この世代へはICTが便利な道具であると啓発して研修を充実して行かなければならない。 

 

 

・実は結構な数の学校が、2000年代後半から現在までにDX化をやってみたものの、それがかえって業務の足を引っ張って結局アナログに戻した、という経験をしてるんじゃないかと思う。 

教員はIT技術者ではないんだから、もしもDX化言うなら専門のスタッフを配置して欲しいね。 

 

 

・>生徒1人に1台の情報端末が配られるのに合わせ、教員用にも複数台が配備された。ただ教員全員分はなく、職員室から持ち出せない。 

これが最大の問題。教員こそ全員に配るべき。これでは不便でしょうがない。また、個人情報保護の問題もあまりに過剰に反応しすぎる。数十年前までは、自宅に持ち帰って仕事をしていたことが、今はすべて学校で済ませなければならない。各教員にも家庭があるが、長時間学校に居残らなければならない主な要因になっている。 

 

 

・結局、学校のICT化が進まない原因は、先日中教審が6%だけ上げた(30分分ね)「定額働かせ放題」のせい。 

システムや人を増やさなくても、教員が時間を使ってなんとかしてくれるのだから予算を付ける必要がない。 

自治体によっても違うが、成績表や出席簿もデジタル化してても教員がEXCELなどで作った何とも中途半端なシステムだったりする……。企業はプロのシステムエンジニアに頼むよね? 

いちいち不具合が出てもアナログな方法でなんとかするから結局変わらない。 

 

そこから変えないと。教員の努力に頼るのはすでに限界 

 

 

・勤務している自治体ではペーパーレスは当たり前です。 

 

今は、それを受け入れられず「学年通信は紙でくれ」要望する保護者と、「教育委員会の後援があるから」チラシを配付してくれと頼んでくる業者の対応に時間を割いています 

 

今後は、家庭訪問や懇談会の日程調整などもアプリやメールに移行してほしいです。 

 

 

印刷→配付→回収→未提出者の確認 

のサイクルに時間がかかりますし、提出しない家やプリントを紛失する児童生徒は全ての手紙で同じことなので、こちらも疲れます 

 

 

・民間企業と比べて遅れる理由。 

1.学校には法律で定められた人員以外はなかなか配置されない。 

つまり、授業をする教員、それを管理する管理職、そして事務員など。専門家は配置されても週数回の派遣社員です。 

2.時間がない。 

授業準備時間さえ、1回の授業あたり最大5分では、他の仕事など無理ですし、新しい働き方や技術の導入は難しいです。 

また、せっかく良いものが導入されても、管理職や導入を決めた教育委員会がほとんど理解できていないことが多いので、自分で調べるしかなく効率が悪い。 

3.そもそも学校の業務はアナログ。 

いくら最新機器を入れたところで、体育の授業は走るしかなく、書写では江戸時代と変わらず墨を使う。漢字練習は手書きであり、リコーダーは口で吹く。 

記事にか書かれていることは、教員の業務の1割程度の話、枝葉末節にすぎない。もっと人がいて分業できれば別だが。 

 

 

・学校現場を知る情報技術者がいない。学校ごとに管理すると異動の際に教員が一から出直すことになるので、自治体単位で管理できるのが理想だが。現状では人員に余裕がないだろう。 

 

 

・これ、すごいわかります。 

先進地区や先進校は進んでいるけど、うちのような高齢者が実権を握っている学校はこれ。 

若手がこれに嫌気がさして辞めると高齢者の既得権が守られるので、DX化しないように頑張っている。 

アンケートフォームを共有したうえで、アンケートを印刷して全教員に配る、みたいな義務を課せられるので、アンケートフォームを作らないほうが早いという状況が発生している。 

 

 

 

・元小中教員です。 

 

DXに限らず、教育行政・施策は現場の創意工夫・自治性を重視して、などの名目で概要を決めたら学校・教員に丸投げが基本です。 

 

民間であれば機器やネットワークはシステム管理や総務といった部署や担当が専門的に行います。ですが学校は情報や一部の詳しい教員が校務分掌または自主的に担当しています。 

 

少しでもIT関連に詳しいことがバレると、給与が上がるわけでもないのにほぼひとりで全校のICTをみさせられ、負担が凄まじくなる地獄が待っています。何のメリットもないので、実は詳しくても知識が乏しいように振る舞うのが教員の生存戦略のひとつです。 

 

 

・成績管理や個人情報は、ネットに繋がらない端末でしか取り扱いが出来ないのです。 

国家の省庁の仕事もそういう考え方なのでしょうか?子どもの成績をクラウド上で管理するのもダメ。評価の1部はOKだけど。 

学校の資料も情報しだいではクラウドに載せられないので、やっぱり紙なんです。 

セキュリティも含めてGoogleとかと契約してるのでは無いのかな?と考えるのですが。 

デジタル教科書も登場してきましたが、紙と同じなのに、教科書会社もデジタル教科書になると高額の料金を請求してます。 

しかも、中間業者がいるため、そのデジタル教科書を開くにも、訳分からないサイトに1度入らないといけなくなり、使い勝手はとても悪いです。昨年はそんなのなかったので、使いやすかったのに。 

自治体によっては、環境を整えることすら大変なようです。一斉に繋げると重くなるとか。環境が全てですね。 

 

 

・通知も、アンケートも、要録や通知表もみんな電子化されています。配布物も一部を除いて配信。欠席確認に打ち合わせ、会議も電子資料で簡略化の最先端を行っていると思います。 

でも、月平均60時間は時間外。多い時は100時間を超えます。簡略化したことで仕事が減っていると勘違いしている『上』が次々に仕事を振るからです。文科省も各教育委員会も新しいことを始めただけで評価しないで、それに匹敵する以上の仕事を減らせない者は逆に無能であるというレッテルを一般化してほしいですね。 

 

 

・現職の教員です。 

教育のICTによって、ますます教員の負担は多きくなりました。そして、ますます教員は追い詰められています。ICTを用いて授業を行うことは、黒板と紙を使って教える教育方法とは全く異なるノウハウと技術が必要となります。しかし、入試はいまはまだ紙の問題用紙と解答用紙です。 

文部科学省に言いたいです。 

情報の時間は必要だとは思いますが、他の教科の授業までデジタル化を強要するのは辞めていただきたい。 

保護者だって、スマホやパソコンを持ってない方もいます。 

それでもデジタル化をするというのなら、それに専念できる職種の職員を複数人用意していただきたい。 

Wi-Fiがグダグダの学校で、機能が悪い古い、もしくは壊れている?パソコンで仕事をこなせと命令されても、「無理」というしかありません。 

 

 

・企業の場合、外部なり社内で専門の担当者がセッティングし、使い方も教えてくれる。 

もちろん、セキュリティに関しても。 

公立校では若手職員が提案するだけでは予算やセキュリティの問題がある。 

役所はDX化が進んでいるが、なぜ公立校のDX化も一緒に進めないのか疑問。 

 

 

・職員室のDX化は必要です。一般企業では普通でしょう。ただ、DX化を推し進めているのが一人のITに詳しい社員なんてことあります?まさにこの記事の改革が進んだいる学校ってそういうことですが、それで良いってことですかね?個人に委ねるのではなく、DXを推進する人材を採用するなり、育成するなりしないと進まないです。これを現場の教員に押し付けていたら、ただ負担を増やしているだけです。 

 

 

・この学校関係のみならず、杉並区の集配拠点の郵便局もすごいです。 

少し前 アルバイトの面接後、その採用可否を封書書面で10日近く経ってからわざわざ配達してきました。本当の話です。 その距離500m。 

翌日にメールで採否結果を送ればいいんじゃない? 

なので、郵便料金がたびたび値上がりするわけです。 

 

 

・保育園から小学校に上がったときは、「欠席連絡は連絡帳に書いて近所の子に渡して持っていってもらう」という太古の風習が残っていることに驚愕しましたね(その後ブラウザのアプリで連絡できるようになった)。 

 

役所もいまだに紙ベースだから公務員の特徴なんでしょう。公務員組織は無駄な仕事を増やしたがる。学校改革したかったら、保育園みたいに補助金で支えつつ民営化するのが手っ取り早いと思いますよ。 

 

 

・そもそも、民間と違って教師に業務用のPCが支給され出したのは10~15年前。しかも教務用ソフトが導入され出したのが5~10年前。しかも、自治体毎にシステムを導入しているので、自治体が違うとソフトが違う。中と高どころか小と中で、デジタルで転送出来ない。自治体にサーバーがあるのでは無く、学校ごとにサーバーがあるからだ。文科省や委員会の指示通達ガイドラインでさえFAXや紙ベースで送られてくる。そもそも、メールを見ているヒマがない。それにさ、記者さんには理解できないのかもだけど、教師には業務用のスマホが支給されていないから、自分の個人情報を保護するには、学校の2回線しか無い電話で連絡するしか無いのだ。私用のスマホを使ったら下手すりゃ24時間保護者からのメールや電話がかかる。学校しか使わせないのでは無く使えないのだ。 

 

 

・教員です。 

ここに書かれていることの他に紙文化が残っているのはモンペの存在もあります。 

 

アンケートをネットでできるようにしたら「スマホもパソコンも持っていない。学校がお金を出せ」というとんでもない要求をされたことがあります。 

他にも、スマホを持っていても「ギガ数が減る。ネット料金を負担しろ」という事をいう保護者も。 

あとは、反社会的な保護者は携帯持てないのですよね。 

 

全て実際にあったことです。 

モンペをどうにかしないと改革はできません。 

 

 

 

・元教員です。20年以上前に指導要録の扱いにとても疑問を持っていた。役所は住民票から新入生の名簿をデジタルで学校に送る。保護者へは機械的にハガキにプリントして通知する。ならば、同じように機械的に指導要録に住所氏名をプリントアウトすればいい。それをわざわざ手書きする。かなりの時間がかかる。教務主任がチェック。間違いがあると修正。本当に時間の無駄だと思った。記事から今でもそうだと知って唖然。住民票にしろ登記簿にしろ昭和にもうデジタル化してます。 

 

 

・IT化、DX化、そんな中で、多忙化が改善される?全然そんなことはない。そのぶんどんどん今までなかった仕事が増えて、多忙化がますます進む。便利になれば仕事が減る?そんなことはない。人はどんどん仕事を、やることを作る。無駄に作る必要はないのに。なんとなく、なぁなぁな時代だった昭和の時代の話を聞くと、いい時代だなと思わざるを得ない。すべてに透明性、効率化を求めるこんな社会に未来はない。少なくともそういうことばかりを考えなくてはいけない職場、仕事には...。生徒にとって貴重な日々…。先生にとっても大人にとってもかけがえない一日には変わりない。この記事書いてるライターも大人でしょ。何十年前の方の教育の方がお互い幸せだったのでは。もっとゆっくりな世界で十分。no use crying 

 

 

・ネットで、教育をデジタル化して標準化し、教員は生徒のサポートと、標準を越える教育をしたら、生徒の勉強が高度化できるのではないかと、書き込むと、反論が多数でる。いわゆるeラーニングは、世間では当たり前に使われている。それなのに学校は頑固に拒否している。全ての生徒に高い質の教育ができる。そして不足する部分を教員が埋める。例えば、一時限の内、デジタルコンテンツの教育30分、教員の補習15分で行う。デジタルコンテンツでの受講中は教員はサポートに回る。そしてデジタルコンテンツはいつでも生徒は見れるようにする。予習復習も可能で、場合によっては、学年をまたがった勉強もできる。そんな形がなんで駄目なんですかね。こう書くと、また批判がいっぱい入りそうです。 

 

 

・行政が教育にお金をかけないことが全ての元凶だろう。聞くところによれば、県庁や市役所は最新機器を入れているが、学校職員には老朽化したパソコンを配分し、コピー機も各職場で1台だそうである。昭和の設備計画を令和になっても更新していないのではないか。行政の怠慢だろう。公教育を立て直したいのなら、人と予算を存分につけることである。地方議会議員の無駄な給与を削減すれば捻出できるのではないか。 

 

 

・公立高校で常勤の講師をやっていました 

 

7時に学校へ行き、7時半から朝補習 

職員室に戻ってからは、怒涛の欠席連絡対応 

担任の先生に取り次いだり、事情を聴いたり 

8時半始業のはずが、8時半にはぐったり 

当然、給特法で支給されてる3%(当時)しかもらえません 

一日、8時間働いたとして、3%だと、一日15分以下の残業しかやらせてはいけないはずですよね 

給特法を10%に引き上げても、一日50分くらいの残業代 

しかも、一般企業なら15%割増しにしなきゃいけないから、 

実質40分くらいしか働かせられないはず 

 

こういうアナログなところですら、進歩してないわけですから、 

DX化なんて、夢のまた夢 

なんだったら「ほらふき」と呼ばれるレベルの空想 

 

サーバー管理も教員 

タブレット管理も教員 

教員のパソコンの管理も教員 

生徒対応も保護者対応も教員 

授業も教員 

部活動も教員 

 

給特法なんかより、人員を配置しろ 

 

 

・定年退職して4年経ってますが、すでに指導要録も通知票も保護者アンケートもデジタル化していました。地域差や学校差があるのではないかと思います。 

ただ、保護者アンケートは、紙面でもデータでも回答OKにしておかないといけないので、しばらくは手間がかかるかな、と思っていました。 

 

 

・子供が休んで学校から電話がありましたが、会議のために出れずに6時以降に折り返しました。時間外のためもちろん電話は繋がらずでした。 

期初に電話番号伝えてるし、メールアドレスも伝えてるんだから、そっちの方でコミュニケーション取ればいいのにと思いますが、誰に言えばいいんですかね? 

 

 

・20年ほど前、教育実習でノートPCを持ち込んで作業してたら「手間を惜しむな」って怒られて、時間短縮して何が悪いんだって思ったのを思い出したわ。 

ただ一太郎とWordの件、コンバータなんか使わなくても一太郎をPDFで書き出してWordで読み込めば良いのでは……と。 

 

 

・AI化・DXを進めるならまずは人手不足が深刻な教師、警察・自衛官、医師、看護師あたりから重点的にやるべきです。 

全てがAI化・DXを進められるわけでは無いにしろ、多くの部分で利用できるはずです。 

教師についてはまずは、AI化・DX以前にライブ又はビデオ授業を推進するべきです。 

 

 

・DX化するにしても、その業務をするための作業が膨大なのと、DX化したところであまりメリットがないような仕事やことが多過ぎるし、あと機械が相手で業者が作ったシステムなのでエラーがしょっちゅうあり、結局システムをいれてもそのシステムが完璧でないし手間だけ増えるし、DX化したことで現場は余計に仕事が増えた感じがします 

 

 

 

・職員室の問題は、業務量の問題ではない。業務量の問題にしているけれども、それが間違いであることをみんなが知っている。モンスターペアレントの問題がなければ、業務の効率化など、微々たるものなのだ。 

言ったところで、何もしてくれないと思っているから言わないだけで、本当は、モンペのイレギュラー対応で大部分の時間を割かれることに困っている。定型の仕事などたいしたことではない。業務量が苦しいというのは、能力が落ちているからだ。それは、自分でなんとかする問題。モンペの問題こそ、教員の死活問題。 

若い教員が自殺するのも、辞めていくもの、モンペと関係なくそうなるケースはないのだ。真剣に考えるべきなのに誰もしない。 

 

 

・教員の働き方改革が言われるようになって、5年ぐらいになるだろうか。 

その割には、ほとんど仕事量は減っていない。 

相変わらず、教育委員会の指導主事たちは調査という名目の無駄な書類作りを現場に押し付けてくる。 

しかも、ネットを介して。 

DX化しても、教育委員会の根本的体質が変わらないと意味がない。 

時間外手当を4%から10%に上げるという議論がされている。 

10%と言っても時間に直すとたったの50分弱程度しかない。 

そんなことするぐらいなら、日々の残業時間に応じて、残業代を支払ってくれたほうがよい。 

そうすれば、教育委員会などから無駄な書類作成を指示されることも少なくなるだろう。 

あくまでもお金が目的ではなく、残業を減らすことが目的である。 

 

 

・アンケートフォームだと見れない家庭もある。 

紙媒体の良い所は、生徒間で家庭事情による格差が生まれないこと。 

学校は集団活動なので、これはかなり重要。 

 

また、教員と保護者の間での様々なやり取りを電子化してしまうと、直接コミュニケーションが取れなくなる。 

効率は良くなっても、人の心がない、機械的な冷たい対応になってしまう。 

 

 

・タブレットを一人1台ずつ配布されているけど、授業で使うから個人情報や資料とかを入れづらい。学年で情報を共有したり、事務仕事に使うようのタブレットも欲しいです。職員室ではノートパソコンがあるけど、会議等は別室のため使えない。 

 

職員室の通信環境をWi−Fiにしてくれたらいいんですがねぇ…足元ではLANケーブルが凄いことになってます(笑) 

 

 

・流石に今でも要録を手書きしている学校なんてないと思うけど… 

アンケートのデジタル化は100%の回答でなくて良いものなら有効。なかなか回答してもらえず何度もメールで促したり、電話かけたりで苦労した経験があるので、同意書とか出欠確認とかには向かないと思う。あと、頻度が高すぎると回答率が下がる。 

 

 

・出欠席の連絡や生徒・保護者へのアンケートなど、生徒は個人配付されたタブレットから、保護者はスマホから回答するのは今どきの学校では当たり前です。指導要録や通知表、入試の際に提出する調査書も全てデジタルです。いつの話の記事でしょうか。学校や教員を批判する記事は書きやすいから、不十分な取材で同じパターンの記事を書いてるようにしか思えません。 

 

 

・教師の働き方改革が進まない デジタル化が進まない インクルーシブ教育が進まない・・・。なんだかんだいって塾の方が子供達と程よい距離で上手く付き合うようになっていく気がします。不登校の子も受け入れ 学習に遅れがあれば集団指導から個別学習に換えなど、塾で良くなってくる。 

 

 

・何年前の話を書いているんだか。 

委員会からの文章は、教頭から電子メールで全員か関係職員に送られる。回答する主任等は、電子メールで教頭に送り、教頭・校長の承認を得て、委員会に返される。勿論ハンコなんかはいらない。このシステムは10年以上前から。 

朝の欠席連絡は、保護者のスマホからアプリに入力。教員全員のタブレットから確認出来、返事も出来る。確認できた生徒には電話はかけない。これは3年前から。 

学校通信、学級通信、進路だよりなんかは、登録された保護者のスマホやPCに送り、紙配布は基本しない。 

職員会議はTeams使って、タブレットでやる。 

生徒アンケートも教室でタブレットで。 

保護者アンケートもスマホから。 

いまはこれが標準。 

部活も5時終了。 

保護者懇談も5時まで。 

4月の家庭訪問もしない。 

古い体質の学校紹介ばかりで、改善された学校の記事はあまりない。 

記事見て安心しないかを心配してます。 

 

 

・他の方が言ってみえますが、ITを導入しても子どもや保護者がそれについてこられなければ、使い切れません。子どもも保護者も仕事ではないので、デバイスにアクセスし100%が確実に応答することはありません。また、学校導入するソフトは教育委員会ごとに違っています。市域が変われば使えないという不便さもあります。また、ソフトの更新はお金がかかるのでいくら便利なものが出ても、教育委員会は更新しません。加えて、教員は膨大な個人情報を扱っています。外部とつながっている場合はセキュリティーのためのお金がかかりますが教育委員会は出しません。企業は儲けのためだから投資するけど、市役所は文科省の補助金の出ることしかしません。そもそも教員の仕事は机に座っていつもコンピュータを見ている仕事ではありません。体を使って動きまわっています。ですからコンピュータを開きメールを確認するだけでも手間がかかるのです。 

 

 

・生徒の情報に関するものはクラウドにあげてはいけない。 

もちろんそのことに関する資料やデータは,手持ちのタブレットでは閲覧もできない。 

 

この1点のみが紙を神と崇める文化を守っています。 

 

情報の規定とそれを担保する技術がない状態で, 

DX化だの、働き方改革だの言われても, 

制度も人も何もフォローしてくれない。 

 

 

 

 
 

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