( 172893 )  2024/05/22 01:58:55  
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東京の債券市場で、新たな10年物国債の利回りが0.980%に上昇し、2013年以来の高水準となった。

日銀が国債買い入れを減額する見通しで、市場では債券売りが盛んになっている。

この措置は円安圧力を考慮したもので、景気への大きな影響があるため、次の一手として国債買い入れ減額が検討されている。

みずほリサーチ&テクノロジーズの門間一夫エグゼクティブエコノミストによると、日銀は6月の金融政策会合で国債買い入れを本格的に減額する可能性がある。

(要約)

( 172895 )  2024/05/22 01:58:55  
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 21日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが0.980%に上昇(債券価格は下落)した。 

 

 2013年5年以来、約11年ぶりの高水準。 

 

 日銀が月間6兆円程度の国債買い入れを減額するとの見方が広がり、市場ではこのところ債券を売る動きが強まっている。背景には、根強い円安圧力を踏まえ、日銀も何らかの対応を余儀なくされるとの臆測がある。 

 

 ただ、3月のマイナス金利政策の解除に続く追加利上げは、変動型住宅ローンや銀行融資の金利引き上げなどにつながるため、景気への影響が大きい。このため、消去法で国債買い入れ減額が次の一手として浮上している格好だ。 

 

 元日銀理事でみずほリサーチ&テクノロジーズの門間一夫エグゼクティブエコノミストは「日銀は早ければ6月の金融政策決定会合で、国債買い入れの本格的な減額に踏み切る可能性がある」と指摘している。  

 

 

 
 

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