( 174005 ) 2024/05/25 16:38:21 0 00 JR九州
西九州新幹線の武雄温泉駅(佐賀県武雄市)から九州新幹線までの「未整備区間」を巡り、JR九州の古宮洋二社長は24日の定例記者会見で、佐賀駅(佐賀市)を通るルートでフル規格の新幹線が整備された場合の並行在来線のあり方について問われ、「必ずしも経営分離前提ではない」と述べた。
【地図】九州新幹線(西九州ルート)の未整備区間
佐賀県は新幹線整備に伴う並行在来線の利便性低下を強く懸念しているが、古宮氏は「トップ同士が課題解決に向けてどうしていくかを考えていったらいい」と、議論への理解を求めた。また、「佐賀駅を通るのが、県民市民が一番利用しやすく、佐賀市のまちづくりにもつながっていくのではないか」とも語った。
整備新幹線を建設する際に、JRが新幹線と並行在来線を経営するのは過重な負担となる場合があるとされ、国は原則として、着工条件の一つに経営分離に対する地元同意を挙げている。分離すると、並行在来線は第3セクターなどが運行を担い本数が減ることが多い。
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