( 174275 ) 2024/05/26 15:50:45 0 00 橋下徹氏(2018年6月撮影)
大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏は26日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時半)に出演し、最近、国産米の取引価格が急騰し、今後の値上がりに懸念が出ていることについて、政府のコメ対策に疑問を呈した。
【写真】岸田首相の「最側近」
コメの価格の値上がりは、昨年の猛暑の影響で供給量が減少したことや、インバウンドの増加で需要は増えていることなど複合的な影響が指摘されているが、橋下氏は「コメの需要と供給を国が調整してきたツケが回ってきたと思う」と主張。「農家さんをしっかり支えるというのは必要だったが、供給と需要を国家が調整することになれば、柔軟に対応できなくなる。これは自民党政治のある意味ツケ、失敗の結果と思う」として自民党政権の失策との認識を示し、「市場の原理に戻すべきと思う。もともとそっちを重視すべきだった」とも訴えた。
「農家さんを支える話と、減反政策の需給調整は別の話だ」とも指摘した。
この日ゲスト出演した前官房副長官で、岸田文雄首相の「最側近」「懐刀」といわれる自民党の木原誠二幹事長代理は「天候不順などもあるし、その効果もいろいろある」としながらも「(価格高騰を)予想していたかといわれれば、十分予想はできていなかった。いずれにしてもしっかり対応をしたい」と、十分な予想ができていなかったことは認めた。
木原氏のコメントに対し、橋下氏は「(気象や収穫量は)だれも予測なんかはできないわけだから、そういう時の市場というものを、もう少し重視しないといけない」と述べ「コメについてはある意味、市場というものをなくしていった。いまは戻しつつあるが、木原さんには新しい農業のあり方として、市場をもっと重視する政策をとってもらいたい」と、あらためて要求した。
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