ＤｅＮＡの萩原チーム統括本部長は、メキシコシティ・レッドデビルズでプレーするトレバー・バウアー投手との交渉を打ち切る方針を明らかにした。

バウアーはメキシコで契約を延長し、来季はMLBへの挑戦を望んでいるという。

彼は昨年、ＤｅＮＡで活躍し、オールスターに選出されたが、今後の動向は未定とのことだ。

（要約）

　トレバー・バウアー 

　ＤｅＮＡの萩原チーム統括本部長は２６日、メキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズでプレーするトレバー・バウアー投手について、今後の交渉を打ち切る方針を明かした。 

【写真】昨年のオールスターで予告投球するも被弾　思わず大笑いするバウアー 

　同本部長は「今週、再度、交渉を持ちまして。バウアー選手の代理人の方から今シーズンに関しては向こう（メキシコ）の方と契約するという方向を決めていると、おうかがいました」と説明。「交渉期限ギリギリまで交渉していく予定ではありましたけど、早めに本人の方から話を聞いたので。現実的には難しいんだろうなと思います」と語った。 

　バウアーは３月に５登板限定の契約でレッドデビルズと合意。だがこの日までに、シーズン終了まで契約を延長したことが同球団から発表されていた。 

　来季以降については「引き続きＭＬＢに行くことを彼は望んでいるでしょうから。日本に行くぞと決めた場合にはウチが１番手になるということは信じています」と言いつつも「来年の話は早いかな」と語るにとどめた。 

　バウアーは昨季、ＤｅＮＡで１９試合に先発し、１０勝４敗、防御率２。７６の成績をマーク。オールスターにも選出される活躍を見せた。ＤｅＮＡは昨オフから交渉を続け、レッドデビルズとの契約が発表された後も動向を注視していた。