( 174993 )  2024/05/28 16:05:19  
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元航空幕僚長である田母神俊雄氏が東京都知事選挙に無所属で出馬する意向を示した。

過去に運動員に現金を配ったとして有罪判決を受け、公民権停止5年処分を受けていたが、その期間が終了した。

田母神氏は政治から離れると公判で述べていたが、今回は出馬の動機を強調し、有権者の判断が注目される状況だ。

他にも小池百合子知事、蓮舫参院議員、石丸伸二市長らも出馬を表明している。

(要約)

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田母神俊雄氏 

 

東京都知事選(7月7日投開票)に28日、元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(75)が無所属で出馬する意向を明らかにした。田母神氏は平成26年2月の都知事選にも石原慎太郎元都知事らの支持を受けて出馬し、61万票あまりを獲得した。しかし、落選後にこの選挙を巡って東京地検特捜部の捜査を受け、運動員に現金を配ったとして公職選挙法違反(運動員買収)罪で有罪判決が確定し、公民権停止5年の処分も受けていた。 

 

【イラストでみる】東京都知事選の主な候補予定者 

 

■前回は石原慎太郎氏らが支援 

 

田母神氏は昭和23年7月、福島県出身。防衛大学校卒業後、航空自衛隊に入隊し、平成19年に航空幕僚長に就任した。20年に退官後したは軍事評論家として活躍。26年の都知事選では、首都直下地震などの災害対応で自衛隊のさらなる活用などを訴えた。落選後は、同年12月の衆院選で石原氏らが所属する次世代の党公認として東京12区から出馬したが、ここでも落選している。 

 

29年には都知事選を巡り、当時の選対幹部や運動員に選挙運動の報酬を支払ったとして、東京地裁から懲役1年10月、執行猶予5年の有罪判決を受けた。30年に最高裁で有罪が確定し、ここから公民権停止5年となっていたが、令和5年末にこの期間を終えていた。 

 

■裁判では「政治に携わらない」 

 

一審の公判では、無罪を主張しつつも「今後はどんな判決が出ても、政治に携わることはない」と語っていた田母神氏。今回はX(旧ツイッター)で「自民党が保守系の候補を立てることができないようだ」「まだ若い」と出馬の動機を強調したが、有権者の判断が注目される。 

 

今回の都知事選を巡っては、小池百合子知事(71)が3選を目指し出馬の意向を固めているほか、立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が無所属での出馬を表明。広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)らも出馬表明している。 

 

 

 
 

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