( 175058 )  2024/05/28 17:23:15  
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鈴木俊一財務相は、定額減税を実施することでデフレマインドを払しょくする狙いを述べた。

減税の規模は国・地方合計で3.3兆円であり、給付を含めると5.5兆円になると説明した。

鈴木財務相は、減税や賃金上昇により所得が上昇し、物価上昇が促されることでデフレマインドを払拭する効果を期待していると強調した。

定額減税は複数年度にわたって実施する考えはないと述べたが、将来的に家計支援が必要になった場合は適切に検討していく考えも示した。

(要約)

( 175060 )  2024/05/28 17:23:15  
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鈴木俊一財務相は28日、近く実施する定額減税を巡り、デフレマインドを払しょくするきっかけとするためと狙いを語った。閣議後会見で述べた。FILE写真は4月17日、米ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Kevin Lamarque) 

 

Takaya Yamaguchi 

 

[東京 28日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は28日、近く実施する定額減税を巡り、デフレマインドを払しょくするきっかけとするためと狙いを語った。閣議後会見で述べた。 

 

定額減税について鈴木財務相は「国・地方合計で3.3兆円、関連する給付も含めて5.5兆円という思い切った規模の支援」との認識を示した。 

 

その上で「単年度の消費刺激効果にとどまらず、賃金上昇と相まって所得の伸びが物価上昇を上回る状況を作ることにより、デフレマインドを払しょくするきっかけとするために実施する」と、あらためて意義を強調した。 

 

定額減税を複数年度にわたり実施することは「考えていない」と述べた。一方、物価高対策に関連し、「経済状況を踏まえつつ、今後必要な場合には適切な家計支援を検討していくことが重要」との考えも示した。 

 

 

 
 

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