( 175265 )  2024/05/29 02:39:20  
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5回、先制を許し険しい表情で腕組みする阿部慎之助監督(カメラ・宮崎 亮太) 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人0―2ソフトバンク(28日・東京ドーム) 

 

 巨人打線が沈黙し、交流戦の開幕戦でソフトバンクに今季8度目となる完封負けを喫した。山崎伊織投手が6回を5安打1失点と粘ったが今季初黒星。打線は6回無死一、三塁の絶好機でセーフティースクイズの失敗などで結局無得点に終わったのが痛かった。 

 

 山崎伊は1回は2死から柳田悠岐外野手に死球を与えたが3つのアウトをすべて三振で取り無失点。2、3回はいずれも3者凡退。4回は先頭の今宮健太内野手に中前打を打たれたが、後続を抑えた。 

 

 しかし5回、先頭の栗原陵矢内野手に、やや甘く入ったストレートを右翼スタンドに運ばれる3号ソロ本塁打を浴び、1点を奪われた。 

 

 6回は1死から柳田が右前打、2死となってから近藤健介外野手も右前打で続き、栗原に四球で2死満塁のピンチを迎えたが、ドラフト3位ルーキーの広瀬隆太内野手を三ゴロに抑え、追加点は許さなかった。これで4試合連続のクオリティースタート(6回以上自責3以下)。「味方の守備にも助けてもらいながら、最少失点で切り抜けられたことは良かったと思います。ここからは味方の逆転を信じてベンチで応援します」と打線の反撃を待ったが、報われなかった。 

 

 巨人打線は3回、この日1軍に合流した新外国人のヘルナンデス外野手が初打席初安打となる左前打で出塁。1死から山崎伊織投手が送りバントを決め、丸佳浩外野手は四球を選んで2死一、二塁としたが、オコエ瑠偉外野手は三ゴロに倒れ無得点に終わった。 

 

 4回は先頭の吉川尚輝内野手が左前打。二塁盗塁を狙ったが、岡本和真内野手の空振り三振との三振ゲッツー。坂本勇人内野手は三ゴロで3人で攻撃を終えた。 

 

 6回は山崎伊の代打・立岡宗一郎外野手が先頭で四球を選んで出塁し、二塁盗塁。丸の二塁内野安打で無死一、三塁とチャンスを広げ、オコエのバントは一塁走者のみが二塁へ進み1死二、三塁。ここで、吉川の二ゴロで本塁を突いた立岡がアウト、岡本和は四球を選んで2死満塁としたが、坂本は右飛に倒れ、無死一、三塁のチャンスを得点につなげられなかった。 

 

 結局、7回に追加点を奪われた巨人が、最後までソフトバンクの投手陣を打ち崩せず今季8度目の完封負け。交流戦は黒星スタートとなった。 

 

報知新聞社 

 

 

 
 

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