立憲民主党の蓮舫参院議員が、東京都議会を訪れて親交のある会派に都知事選での支援を訴えるあいさつ回りを行った。

本会議中に小池都知事や報道陣にも会い、3選出馬の小池氏との「ニアミス」もあった。

蓮舫氏は立民や共産党、生活者ネットワークを訪問し、支持を受ける一方、自民党や公明党、都民ファーストの会の控室には立ち寄らなかった。

蓮舫氏は自公や都民ファーストの会にも挨拶したいと述べ、コロナ禍前以来の都議会への訪問だった。

（要約）

東京都議会の各会派にあいさつ回りに訪れた立憲民主党の蓮舫参院議員。右は手塚仁雄衆院議員（撮影・中山知子） 

　東京都知事選（6月20日告示、7月7日投開票）への出馬を表明した立憲民主党の蓮舫参院議員（56）は29日、東京都議会を訪れ、親交のある会派に都知事選での支援を訴え、あいさつ回りを行った。 

【写真】「勝負服」の白いジャケット姿で報道陣の取材に応じる立憲民主党の蓮舫参院議員 

　蓮舫氏があいさつ回りを始める少し前まで都議会では本会議が行われており、小池百合子都知事（71）が所信表明を行ったり、報道陣の取材に対応していた。3選出馬の見通しの小池氏と、「非小池都政」を掲げて選挙戦を戦う蓮舫氏が、わずかの時間差で「ニアミス」した格好にもなった。 

　蓮舫氏はこの日も勝負服の白いジャケット姿。盟友の立民の手塚仁雄衆院議員らとともに、都議会の立民や共産党、生活者ネットワークなどの控室を訪問。「（都政を）変えてほしい」などとエールを送られた。　一方、小池氏が3選出馬表明すれば支援を検討している都議会自民党や、小池氏と関係良好な公明党、小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会の控室には足を運ばなかった。この日は、自身の訪問時間に対応可能だった会派を訪れたとし、蓮舫氏は自公や都民ファについても「いつでもごあいさつしたいと思う」と述べた。 

　蓮舫氏によると、都議会がある都庁を訪れたのは「コロナ禍前のパスポート申請の時以来」という。