( 175613 )  2024/05/30 02:21:48  
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日銀の審議委員である安達誠司氏が熊本市で記者会見を行い、最近の円安進行による輸入インフレ再燃への懸念について言及しました。

安達氏は、通貨安による輸入インフレを阻止するためには利上げも辞さない姿勢を示し、「具体的な影響が出てくれば当然対応する」と述べました。

また、金融政策について、2%の物価上昇率に向けて金利をゆっくりと調整していく方が適していると指摘し、円安が加速すれば早期利上げの可能性もあると述べました。

(要約)

( 175615 )  2024/05/30 02:21:48  
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記者会見する安達誠司日銀審議委員=29日、熊本市 

 

 日銀の安達誠司審議委員は29日、熊本市で開いた記者会見で、最近の円安進行で輸入インフレ再燃が懸念されていることに関し、「今の状況が長期化すれば(悪影響が)当然出てくるはずだ」と述べた。 

 

 その上で「具体的な影響が出てくれば当然対応する」と強調し、通貨安による輸入インフレを阻止するためには利上げも辞さない姿勢を示した。 

 

 先行きの金融政策について安達委員は「物価上昇率が2%に向け着実に上がっていく状況では、非常にゆっくりとしたペースで金利を調整していくというのが一番適している」と指摘。ただ、円安が加速し、「物価が上振れれば(金融緩和度合いの調整ペースを早めることを)考える」と語り、為替相場の動向次第で早期利上げもあり得るとの考えを明らかにした。  

 

 

 
 

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