( 176420 )  2024/06/01 15:13:09  
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大阪府 

 

 10月の大阪府阪南市長選を巡り、地域政党・大阪維新の会の土井達也府議(56)が、同会所属の現職市長を「維新を名乗れば誰でも当選」「維新は『選挙互助会』だ」などと批判した文書を配布していたことがわかった。土井府議は離党届を提出したが、党は処分する方針。 

 

【写真】吉村洋文氏 

 

 同会関係者によると、5月12日に開かれた泉南市長の市政報告会で、土井氏は、阪南市の水野謙二市長の市政運営を「維新の名の下、市民を犠牲にして水野市政が成立している」、「維新を名乗れば誰でも当選する」などと批判する文書を配った。 

 市長選に向けて水野氏を応援する維新関係者を「『選挙互助会』だ」とも記載。水野氏側は「信用を失墜させ、落選させる意図がある」とし、同14日付で土井府議の処分を求める上申書を党本部に提出した。 

 

 土井氏は31日、府庁で記者会見し、文書の大半は回収して離党届を提出したと述べ、「現職市長は応援できない。(文書は)課題提言だった」と説明した。 

◇ 

 土井氏が維新会派を離脱して無所属となったため、府議会(定数79、欠員1)は31日、新たな会派構成を発表した。 

 ▽維新51人▽公明党14▽自民党7▽民主ネット2▽共産党1▽大阪なにわの和1▽無所属2 

 

 

 
 

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