( 177655 )  2024/06/05 02:15:25  
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斉藤国交相(左)と面会した鈴木知事(4日、国土交通省で) 

 

 5月に静岡県知事に就任した鈴木康友氏は4日、国土交通省で斉藤国交相と会談し、着工が遅れているリニア中央新幹線静岡工区について話し合った。 

 

 会談で、鈴木氏は「巨大都市圏の中心になり、防災も強固になる」と述べ、リニア計画に理解を示した。一方、トンネル工事が進む岐阜県で井戸水位が低下した問題にも触れ、水資源や環境保全の問題は「両立しなければならない」と強調した。 

 

 斉藤氏は、環境問題などについてはJR東海と対応を進めていると説明し、「計画の推進に協力をお願いしたい」と述べた。 

 

 静岡工区は、先月辞職した川勝平太前知事が着工を認めず、JR東海は3月、最短で2027年としてきた品川―名古屋間の開業目標を断念した。鈴木知事は5日、静岡県庁でJR東海の丹羽俊介社長と会談する予定だ。知事の交代で、停滞していた議論が前進するか注目される。 

 

 

 
 

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