( 178830 )  2024/06/09 01:00:04  
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麻生太郎副総裁 

 

自民党の麻生太郎副総裁は8日、福岡市内のホテルで講演し、自民党派閥のパーティー収入不記載事件を受けた政治資金規正法改正案に関し、「政治資金の透明性を図ることは当然だが、将来に禍根を残すような改革は断固、避けなければならない」と述べた。麻生氏は岸田文雄首相が主導した同法改正案に不満を持っているとされ、参院での本格的な法案審議を前に牽制(けんせい)した格好だ。 

 

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同時に、麻生氏は政治基盤の維持には一定の政治資金が必要になると主張。「将来、国会議員を目指す若者が政治資金を確保できないから政治を断念するのは甚だ残念だ。その支援の道を閉ざすのはいかがなものか」との苦言も呈した。 

 

同法改正案を巡り、麻生氏はパーティー券購入者名の公開基準額を自民案の「10万円超」にするよう主張していたが、岸田文雄首相は公明党に譲歩し「5万円超」に引き下げていた。 

 

 

 
 

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