( 180155 )  2024/06/13 00:23:22  
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FNNプライムオンライン 

 

多くの買い物客でにぎわう大型スーパーで、起きてはならない事故が起きてしまった。 

 

80代の女性客が、エスカレーターの手すりに首を挟まれ死亡した。 

 

事故は12日午前10時半頃、東京・西東京市に2024年にオープンしたばかりのスーパー「オーケー東伏見店」で起きた。 

 

店内の地下へと続く下りエスカレーターで女性が倒れているのが見つかり、「エスカレーターで人の首が挟まっている」と消防に通報が寄せられた。 

 

女性は意識不明の状態で緊急搬送されたが、その後、死亡が確認されたという。 

 

発見された際、女性は下りエスカレーターの降り場で、手すりのレールと床の間に首が挟まった状態で倒れていたという。 

 

警視庁は、女性が手押しカートを持って下りエスカレーターに乗り、降りる直前に何らかの原因で転倒したとみている。 

 

これまでに、なぜ首が挟まってしまったのかは分かっていない。 

 

街では「人ごとじゃないなと思った。これから若くないし、足腰も弱くなってくる」「私の前にいたおじいちゃんがエスカレーターにカートごと乗っちゃった。(おじいちゃんが)そのままバーンと倒れてきた。僕がたまたまいたから止めたんですけど、カゴは(下に)飛んじゃった」などの話が聞かれた。 

 

被害者を救う手立てはなかったのか。 

分かっている情報をもとに、専門家に推測してもらった。 

 

江戸川大学・斗鬼正一名誉教授は「着ているものが引っ張られたのか、髪の毛が引っ張られたのか、そういうことで、たまたま頭が挟まれてしまった。高齢者はフラつくことがある。カートに気を取られていた可能性もある」と推測。 

 

エスカレーターの乗り降りする付近には非常停止ボタンがあるが、事故に巻き込まれた当人はパニックになり、対処することは難しいと話す。 

 

江戸川大学・斗鬼名誉教授は「自動停止でセンサーで止まる。何か挟まったり、子どもが指突っ込んだりしたら止まるはず。今回なぜ止まらなかったのか」と話し、今回の事故で、なぜ安全装置が作動しなかったのかについては詳しい検証が必要だとしている。 

 

 

 
 

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