( 181157 ) 2024/06/16 01:46:56 2 00 ステルス機と真逆「すごくない戦闘機」の系譜 今も愛される高コスパ機 俺たちゃこれで十分だ!乗りものニュース 6/15(土) 18:12 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/1a5d9261c7b6aee8a92ae4e990d7a954609df13e |
( 181158 ) 2024/06/16 01:46:56 1 00 ベトナム戦争中にラオス王立空軍に移管されたT-28D-5は、武装が強化されたT-28練習機で、このようなCOIN機(対反乱用航空機)は、高価な主力戦闘機に代わり、安価で多目的かつ費用対効果の高い機体が求められるようになった。 | ( 181160 ) 2024/06/16 01:46:56 0 00 ベトナム戦争中にラオス王立空軍に移管されたノースアメリカンT-28D-5。T-28練習機の武装強化型(画像:アメリカ空軍)。
第2次世界大戦後にジェット化が進んだ戦闘機は、レーダーなど高度な電子機器を搭載するようになり、空中戦だけでなく対地攻撃の任務も兼ねたマルチロール機が登場し、最新の第6世代戦闘機ではステルス性が付与されるようになりました。
【あれ、先祖返りしてない!?】これが、“最新鋭”のCOIN機です(写真)
しかし、こうした主力戦闘機は卓越した性能をもつものの、開発コストだけではなく、製造費も、配備後の維持費もなにもかも、とにかくお金がかかります。そのため、任務によっては費用対効果が悪く、低価格で性能が“全然すごくない”軍用機というのも連綿と存在し続けています。それが、本稿で紹介する「COIN航空機(COIN機)」です。
“COIN”とは“Counter Insurgency(対反乱)”の略称で、正規軍同士の戦いではなくゲリラやテロリスなど反乱軍を相手にした非対象戦において使用されることを意味します。
第2次大戦後、東西冷戦期を通じて大国間が直接戦火を交える機会は減りました。しかし、戦争は地域紛争や内戦に姿を変えることになり、そうした変化に呼応し、主力戦闘機とは別に安価で多用途、そして費用対効果に優れた軍用機が求められるようになりました。これらがCOIN機と呼ばれるようになります。
COIN機の源流は1950年代に起きたアルジェリア戦争までさかのぼります。この戦いでは、ゲリラ戦法などを駆使する各地の独立勢力に対し、フランス軍が低速で空から地上の動きを監視できる練習機や輸送ヘリを武装化し、対ゲリラの掃討戦に投入しました。これが先駆けとなり、のちのCOIN機につながったと考えられます。
その後、ベトナム戦争をきっかけにCOIN機のスタイルが確立することになります。フランスのインドシナ戦争を引き継いでベトナムに軍事介入したアメリカは、F-4ファントムII戦闘機やB-52戦略爆撃機を投入する一方で、対ベトコン(共産ゲリラ)用にレシプロ練習機や輸送機、軍用ヘリなど既存の航空機をベースにした軽攻撃機を試験投入し、COIN機のコンセプトを固めていきました。
一言でCOIN機といっても機体や役割は様々です。戦闘地域の奥深くに侵入する偵察のほかに、爆撃機や攻撃機による敵陣地への攻撃に先行する航空管制、それに加えて自身も軽攻撃機としての役割を担うこともあります。また、宣伝ビラや拡声器でプロパガンダを行う心理作戦、工作員や負傷者の収容などにも使われます。
新鋭戦闘機のパイロットには高度な知識や技量を求められるのに対し、COIN機は多くの場合、練習機や観測機、連絡機などがベースとなっているため、技量が低くても任務がこなせます。そして、機体自体も安価でメンテナンスが容易なので、任務における費用対効果が向上するのです。ただ低高度を低速で移動するため、精度の高い対空火器や短射程の携帯式対空ミサイルに弱く、運用の前提として航空優勢を確保しておく必要があります。
使用火器としては機関銃、機関砲、ロケット弾など無誘導の兵器が中心です。相手は地上目標であれば、人のほか改造したピックアップトラックなど、航空機の場合は武装した人員の乗ったヘリ程度なので、それで十分なのです。
アメリカ、イリノイ空軍州兵の前線航空管制用OA-37B「ドラゴンフライ」(画像:アメリカ空軍)。
ベトナム戦争ではこうした任務をレシプロ機や軍用ヘリに担わせていました。やがてそれぞれの役割に適した性能を強化した機種が生み出されることになります。
COIN機で最も多いのが練習機をベースにしたものです。その代表的な機体にA-37「ドラゴンフライ」があります。これはCOIN機としては珍しいジェット機で、セスナ機で有名なセスナ社が1956(昭和31)年に運用を始めたT-37練習機を武装化したものです。
ベトナム戦争中の1967(昭和42)年にA-37として各種の任務に投入されています。アメリカがベトナムから撤退する際にはこの機体が100機近くベトナム軍に捕獲され、その一部は共産圏に流出しました。
A-37は退役後、中南米諸国に売却され、2000年以降も麻薬密売組織の取り締まりや反政府勢力に対する航空作戦に使われています。
大国間の戦争が減少し、新鋭戦闘機が実戦で使われる機会がほとんどない一方で、COIN機は中南米や東南アジア、アフリカなど紛争地域で、その優れた費用対効果のため実用的な機体として使われ続けています。
その供給元として、2000年代からブラジルが存在感を発揮しています。同国のエンブラエル社が生産し2003年から運用されているEMB-314「スーパーツカノ」は、麻薬密輸組織などの対策からターボプロップ練習機のEMB-312「ツカノ」をベースに開発された機体で、ブラジルのほか、アフガニスタン、アンゴラなど計17か国で使用されています。
また、トルコのトルコ航空宇宙産業(TAI)も新しいCOIN機として複座の単発ターボプロップ機TAI「ヒュルクス」を2016年に実用化し、すでにニジェールとチャドに納入済みです。さらにトルコ政府は同機を中東やアフリカ諸国に輸出することを計画しています。
また、現在のウクライナ戦争で有効性が注目されているドローンは、偵察や軽度の攻撃が可能であり、かつそのコスト面から、COIN機と同じような運用法をされる兵器でもあります。これらの事実は、「戦争は高額な最新鋭の装備のみで、どうにかできるものではない」という戦訓を示していると言えるでしょう。
時実雅信(軍事ライター、編集者、翻訳家)
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( 181159 ) 2024/06/16 01:46:56 1 00 COIN機についてのコメントをまとめると、以下のような傾向や論調が見られます。
- COIN機は中東方面などで地上兵力や近接支援機を指揮統制する役割を果たし、出撃コストが低いことが強調されている。 - 非対称戦において、長時間の耐空時間を確保するためにはCOIN機が有用であるとの指摘がある。 - COIN機は地上の敵にとって脅威であり、特に制空権がある場合に有効であるという意見が見られる。 - 現代の地上支援では無人機のほうが適しているとの指摘もあり、ドローンの時代が到来しているとの意見もある。 - 一部の意見では、COIN機の総運用コストが高くなる場合もあり、無人航空機の発展により有人高コスト戦闘機が置き換えられる可能性があるという議論もある。 - COIN機は相手の兵器や状況によって有効性が変わるため、その使い所や運用方法が重要であるという意見もある。 - COIN機は最新鋭の兵器よりもコストパフォーマンスが重要であり、運用方法が戦果に影響するとの指摘もある。 - 過去のCOIN機の例を挙げるコメントや個々の機体に関する興味深い情報も散見される。
(まとめ) | ( 181161 ) 2024/06/16 01:46:56 0 00 ・COIN機の現代戦における価値は、米国の海軍・海兵隊や特殊作戦群も認めており、10年ほど前に倉庫の奥から旧式のOV-10Dを何機か引っ張り出し、大改造してOV-10G+として中東方面に送り出した実績がある。 直接的な戦闘参加はなかったものの、際立った滞空能力に加え、広々としたキャノピーを黒板代わりに使える便利さを活かし、上空から地上兵力や近接支援機を指揮統制する役割を果たした。ちなみに、1回の出撃コストは「F-15Eと比べて数十分の1」だったそうな。
・日本国の様に自国と対等以上の軍事力を持つ国と対峙する場合は余り問題にならないけれど、アメリカの様に非対称戦を視野に入れなければならない国では戦闘機の耐空時間が大きな問題になります。例えばF-35Aを対空火器もロクに持たない対ゲリラ戦闘に10時間投入してしまうと耐空時間が10時間消費されてしまいます。これでは過剰装備も良い所。そういう国ではCOIN機の様な装備も有用になります。
・凄くないと言ってもエンジンの大きさを見て下さい。 かなりパワーあるし、ジェット機との対戦以外なら 地上の敵にとっては脅威です。 パワーがありクイックな機動なのでセスナ等の軽飛行機とはレベルが違います。
・マッハ越えの戦闘攻撃機マンセーの時代に、あれ?地上支援は?とコスト問題で生まれた種別かと。 実際のところは、あまり使い物にならないという事でそうそうに開発打ち切られてる感じだけど。 ただ、ファントムとかはさっさといなくなるからとあてにされない一方で、A10は長い間に上空から支援してくれると、その辺りから息が長いのかなと。
・日本の場合スクランブルが基本になると思いますが、これって基地の近くで見ていれば「何機が」「どの方向へ」「どのくらいの速度で」飛んでいくか丸わかりで、そうなるとステルスがどのくらい役立つのだろうと思います。それよりもむしろ「相手が防御していても防御ごとぶちやぶる」高性能機の方が使い出があると思うのですが。 * 実際空自の基地の周りには双眼鏡を持った人が結構いるそうで。
・その用途なら今時は無人機で十分な気がするけどな。人間乗ってたらもしも墜とされたときはパイロットの救出のために大作戦展開しなけりゃならないでしょ。「ブラックホークダウン」のモデルになったモガディシュの戦いなんて正に相手が民兵だから簡単に片付くと舐めてたらレシプロ機じゃなくヘリだけど撃墜されてパイロット救出のための大規模戦闘になったわけで。
・とはいえ、COIN機が現代の正規戦で使えるかというとな……。
十数年前に米空軍内で軽攻撃/武装偵察(LAAR)という新規に対ゲリラの地上攻撃および偵察機のプログラムが提案されてた。 いったんはA-29スーパーツカノに決まったが落選したメーカーがごねて2回目の入札やったりして遅延した挙句ドローンに傾注するため少数を調達しただけで事実上プロジェクトは中止となった。 MANPADSが普及した現在では対ゲリラ戦ですら軽攻撃機は危険なうえに、武装UAVもCOIN機並みに武装できる上に人的消耗を気にしなくていいだからなあ。
特殊な例としてブラジルはアマゾンでの麻薬密輸や不法伐採対策としてスーパーツカノを購入して麻薬で豊富な資金を得て重武装化した犯罪組織相手に戦ってるらしいけど。
・今は搭載する兵器の性能が上がっているので、ミサイルも積めるし、精密爆撃が可能な爆弾も積めます。 ただ、対空兵器も性能が上がってきているので、ドローンなどに切り替わっていくのでしょうね。
・実際A-10サンダーボルトⅡも、実戦でどの程度使えるか疑問視されていたけど、湾岸戦争のような航空優勢下では大活躍できた。 これらのCOIN機も、相手に空軍力も大した対空火器がないということが大前提なのだ。
・戦争中の大半の任務は安くて手頃なCOIN機でできるわけだけだし、損失があっても低コストなのであまり痛くない…というそれはあくまで機体だけの話 パイロットは代替がきかないので、じゃぁどうすればいいのか…
じゃーん ドローン… という事で今は大小さまざまな無人機の時代となりましたとさ
・COIN機の最大の欠点は、最もコストが掛かるパイロットが必要なら 総運用コストがく高コスト機と大差ない無い所
なので無人航空機ことドローン対応のCOIN機が完成すると 有人高コスト戦闘機はお払い箱になる
尚、現代で最大の抑止力は核ではなく、近代兵器はコストが高過ぎる点 無人機が発展しコスト問題が解消されると、世界は戦国時代になる・・・ その時、地球は人類のお遊びこと戦争の被害に耐えられるのだろうか?
・問題は、作った国の技術云々じゃなく使う側の懐事情なんですよね。高い装備は運用コストも相応にかかりますから、装備は任務に対して必要最小限にしないとコスト負けしてしまう。ウクライナ紛争はその辺りの事情が両軍共に顕著に表れてます。
・結局航空戦力がものをいうのはどこも変わらないわけか 航空機の機銃は手持ちと比較にならないくらい強い上、本体の運動エネルギーも加わるから 地上の標的なんて紙装甲もいいとこだわな 射程外からじゃワンサイドゲーム 人員も省力化できるしメリットたくさんだね
・COIN機は制空権ありきだからね。 制空権がない所でこんなものを飛ばしたら自殺行為だよ。
現在では無人機が対応している。なんと言っても飛行距離が長いし飛行高度が高い。 ステルス性もあり、発見されにくいからね。
・近隣に脅威度の高い国がなければ、安いCOIN機や中古機でも充分でしょうね。反政府勢力や密輸監視への需要も多いから、多機能なものも多いようだし。 COIN機という名称を知ったのは、某傭兵パイロットマンガだった。
・個人的にCOIN機の中では、中学生の時に勃発したフォークランド紛争にも実戦参加した、アルゼンチン空軍のターボプロップ機・プカラが記憶に残っています。
・Ju87なんてスペインや東欧では恐怖の王だったけど、これでハリケーンやスピットファイアが待ち構えてる英国の空襲に出かけたら散々だった。これって正規の爆撃機というよりはCOIN機だったってことだよね。
・結局のところ2択ではなく、大国同士の戦争を想定した高額で性能が良い兵器と、ゲリラや地域紛争レベルを想定したコスパ重視の兵器の両方が必要で、ダブルで出費になると言う事ではないかと。
・COIN機の類も、近代的な地対空ミサイルを保有している相手には、大した役には立たないだろうな。
現に、ウクライナ、ロシア双方が使っているSu-25は、大した戦果は上げていない
・あり合わせの機材でも、知恵を絞り検討して運用すれば、戦果を挙げることができるんだよね。 コスパというより、運用方法だよね。
・韓国もね、日本ヘの対抗心からFA21ポラメを作ら無くとも良いのにね、それにF35も買ったは良いけど爆弾どころか、機銃弾すら無くて、弾を買ったは良いけど、練習弾だったって言うし、ポラメなんて一応飛行は出来たものの、音速を出して無いしね
・A-1 サンディは、COIN 任務も出来たり、艦上爆撃任務で洋式便器を唯一投下できたり、優秀な航空機と感じてます。
・アルゼンチンのプカラもCOIN機。国内のゲリラに対しては有効な兵器だが、フォークランド紛争では、イギリスのシーハリアーのカモにされた。
・対空兵器を一切装備していない歩兵相手なら複葉機ですら十分な脅威だろうしね 適材適所だ
・最近エリア88を読み返してたら、ちょうどT-6テキサンに乗る古株のパイロットの話が出てきたので、興味深く記事を読みました。
・日本も零戦をグラスコックピット化したりHOTAS概念導入して欲しい AAM-5とJDAM搭載能力があれば完璧
・「ステルス性が付与されました」って第5世代じゃないの? 第6世代戦闘機ってまだ開発中なのに。
・「ドラゴンフライ」は1stガンダムにも連絡機として登場していた。まさか同じ機種ではないだろうが。
・>最新の第6世代戦闘機ではステルス性が付与されるようになりました 第5世代戦闘機の間違いでは?
・先生、大部分が武装ヘリで代替できるので、固定翼機の出番は少ないと思います。
・乗りものニュースらしさ満点の話しの持って行き方だね。 最近はもう、慣れたけど。
・第6世代戦闘機はまだどこも実用化なんてしてないけど。 第5世代の間違い?
・軍事力なんて相対的なものだから何が何でも最新鋭である必要はない。
・今日は、どんなエリア88おじさん達が現れるか楽しみだなぁ。
・スーパーツカノを南西諸島に配備し、エラソーにやって来る海警艦を粉砕する夢を見た
・見出し > ステルス機と真逆「すごくない戦闘機」の系譜 今も愛される高コスパ機 俺たちゃこれで十分だ!
真逆=× 正反対=○
・自衛隊はこういう装備はしない。アメリカ様から高価な兵器を買うのも任務?だからだ。
・coin機もドローンにとって変わられる日も来るかもしれませんね
・OV-10が現役復帰したとかいう記事もありましたな。
・アメリカなら無人機プレデターとかの役割になるかな。
・どんな道具も一長一短、使い所と使いよう
・俺のブロンコは。
・何気にCessnaのO-2が好き。
・ウクライナの空にシュトルモビクIL2は飛ばないの?
・北朝鮮なんて大戦機も現役だからな 旧日本軍機もあるというウワサも
・ブロンコのプラモ作った記憶
・やはりコストが重要
・非対象戦→非対称戦 では?
・セスナO-2は?
・おじさんにはガラケーで十分みたいなものか。
・三菱が、zero-fighter を再生産したら良いんじゃないの。。
・ゲリコマやテロリスを相手にするにしても、今の連中は武装も高度化されて、COIN機では対処しきれなくなってないか?
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