( 182423 )  2024/06/19 23:59:22  
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奈良西署に入った山上徹也被告(43)について、安倍晋三元首相銃撃事件での殺人罪などでの起訴において、精神鑑定結果が出され、「完全責任能力」があるとされたことがわかった。

弁護側は再鑑定の請求を見送り、公判開始のめどは立っていないが、成育環境や手製銃の殺傷能力に関する情状面が中心的に審理される見通しとなっている。

事件は2年を迎え、弁護側は無罪や刑の減軽、再鑑定の必要性を積極的に主張していない。

(要約)

( 182425 )  2024/06/19 23:59:22  
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鑑定留置を終え、奈良西署に入る山上徹也被告=2023年1月 

 

 安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などで起訴された山上徹也被告(43)に関し、検察側が請求した精神鑑定で「完全責任能力」があるとする結果が出ていたことが19日、関係者への取材でわかった。弁護側が当時の精神状態を争わず、再鑑定の請求を事実上見送ったことも判明。公判開始のめどは立っていないが、被告の成育環境などの情状面や手製銃の殺傷能力の程度が中心的に審理される見通しとなった。7月8日で事件は発生から2年を迎える。 

 

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 関係者によると、弁護側は被告の完全責任能力を認めた鑑定結果を踏まえ、検察側と裁判官の3者協議の場で、無罪や刑の減軽、再鑑定の必要性を積極的に主張していない。 

 

 

 
 

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