( 184478 )  2024/06/26 00:22:16  
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大阪地検の元検事で弁護士の北川健太郎容疑者が準強制性交容疑で逮捕され、検察の要職を歴任したエースとして知られていた。

同僚や関係者は驚きを隠せず、かつては犯罪被害者支援に携わるなど社会的な活動も行っていた。

逮捕を受けて、大阪高検次席検事は適正に捜査して処分を検討する必要があるとコメントした。

(要約)

( 184480 )  2024/06/26 00:22:16  
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大阪地検検事正に着任し会見する北川健太郎氏=平成30年3月、大阪市 

 

大阪高検は25日、準強制性交容疑で弁護士、北川健太郎容疑者(64)=京都府=を逮捕した。北川容疑者は元検事。大阪地検のトップをはじめ、西日本の主要ポストを歴任した「関西検察のエース」として知られ、関係者には衝撃が広がった。 

 

【写真】被害者支援に関する書面を示す大阪地検の北川健太郎容疑者(平成31年) 

 

「本当に本人で間違いないですか。どういう状況なのか分からないので、何と言ったらいいのか…」。北川容疑者の逮捕を受け、同僚だった元検事は驚きを隠しきれなかった。 

 

北川容疑者は石川県出身。金沢大法文学部卒業後の昭和60年に任官。東京地検を振り出しに関西地方でキャリアを重ね、大阪高検次席検事や最高検刑事部長などを歴任した。神戸地検刑事部長や那覇地検検事正も務めた。 

 

平成30年2月には、大阪地検トップの大阪地検検事正に着任。31年3月には犯罪被害者を支援するため、大阪地検と大阪弁護士会が協力して、犯罪被害者が捜査段階から弁護士のサポートを受けられる取り組みを始めていた。大阪地検検事正を最後に令和元年に退官し、その後は弁護士として活動していた。 

 

北川容疑者の逮捕を受け、小橋常和・大阪高検次席検事は「検察の要職にあったものが逮捕されたことは誠に遺憾。適正に捜査を遂げた上で最終処分を検討したい」とコメントした。 

 

 

 
 

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