( 186047 ) 2024/06/30 16:16:25 2 00 「百年の孤独」文庫版発売、売り切れ続出 特設コーナーや重版も毎日新聞 6/30(日) 12:00 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/42645e854329d9ec6a999c72b019b3bc7c5ab277 |
( 186050 ) 2024/06/30 16:16:25 0 00 文庫化された「百年の孤独」=新潮社提供
コロンビアのノーベル賞作家、ガルシア・マルケス(1927~2014年)の代表作「百年の孤独」の文庫版が26日に発売され、海外文学作品としては異例のペースで売れている。インターネット書店では売り切れとなる店が続出。東京都内の大型書店には特設コーナーが設置されている。発売直後にもかかわらず、既に重版が決まっている。
【写真】特設コーナー登場 神保町の三省堂をのぞき見
◇内容は?
百年の孤独は、67年に発表された作品で、架空の村・マコンドを舞台に、ブエンディア一族の栄華と滅亡の100年を描いた長編小説。これまで46言語に翻訳され、5000万部を売り上げるなど世界的なベストセラーとなっている。日本語訳は、翻訳家・鼓直さんによるものが新潮社から72年に単行本として刊行され、装丁を替えながら、約30万部売り上げてきた。ただ、世界的な名著にもかかわらず、これまで文庫化には至らず、文芸ファンの中では「絶対に文庫化されない名著」の一つに数えられてきた。
半世紀以上を経て新潮社が文庫化に踏み切った大きな理由は、今年、ガルシア・マルケスの没後10年を迎えたためだ。編集を担当した新潮社の菊池亮さんは「作家が亡くなった後も、その作品が読まれ、生き続ける状況を作ることが出版社の務め。文庫化することでハードルが下がれば」と強調する。文庫版には、単行本になかった作家・筒井康隆さんによる解説を加えたほか、作家・池澤夏樹さん監修の読み解き支援の冊子も無償配布し、より多く人々に読まれるよう工夫した。
◇書店員も驚き
文庫版が発売されたことで、各地の書店では、盛り上がりを見せている。三省堂書店神保町本店では、ガルシア・マルケスの顔写真と作品に登場するブエンディア一族の家系図が載ったパネルとともに文庫版を平積みにした特設コーナーを設置。文芸担当者は「予想していた倍以上の数が売れている。いつもより多くの部数を仕入れたはずだが、このペースだと売れ切れるだろう」と驚いていた。
実際、複数のインターネット書店では既に売り切れとなっており、27日には重版することが決まった。菊池さんは「海外文学としてだけでなく、活字本としても異例の売れ行き。想定した以上だ」と話し、発売初日に購入したという男性会社員(38)は「学生時代に挑戦したが途中で挫折した。今度はぜひ完読したい」と語った。【古川宗】
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( 186051 ) 2024/06/30 16:16:25 0 00 ・だいぶ前の一時期、SF界で南米幻想小説が話題になり その時も筒井康隆さんがガルシア、マルケスを押していて その影響で読みました。たしかこの100年の孤独を 取り上げられていて将軍に手紙は届かないとかの紹介が 大変面白かった記憶があります。日本のSF小説界の重鎮 お歴々もかなり触発された感じの作品を良く眼にしました。 今またブームが来てるとは初耳です。また読み返してみたいですね。
・難解な小説というコメントがあるが、スペイン語圏でベストセラーになったのは子供から老人までもが夢中になって読んだから。世界でもっとも面白い小説を教えて!と言われたらまず頭に浮かぶ一冊。マジックリアリズムと呼ばれることをガルシア=マルケス本人は快く思っていなかった。何百人もの子供たちを乗せた船が忽然と消えるというのはマジックではなく、ファンタジーでもなく中南米ではリアルなんです、と答えていたが、コロンブスという男が海の向こうからやってきたことから始まる500年は、中南米にとって悪い夢の連続のような現実だったということだろう。
・インターネット書店では売切続出、即重版!と聞いたから早速書店を覗いたけど、普通に平台陳列して20冊くらいあったな 書店の閉店が相次ぐというけど、結局インターネットへの一極集中なのか ネットで「無い無い!早く重版!」といってるすぐ近所で普通に店頭に並んでいることもあるんだろうね
・還暦もとうに過ぎたが東京から田舎に帰省する時には焼酎「百年の孤独」を手土産にする。50年以上前に離れた故郷であるために街を歩いても誰からも声を掛けられないし誰も知らない人ばかり。父母はかなり前に去り父母の墓と、自分より高齢の兄達がいるだけの町。兄達が去ったら「百年の孤独」持参の旅も終わる。小説を読むのは焼酎を飲むより難しい。
・たまたま宮崎出張の時に見つけて呑みました。大変香ばしい香りで焼酎の中では一番好きです。売り切れ続出なんですか。現地に行くと割と入手しやすいと思います。
・チャレンジは大切だから。 たとえ挫折するとわかっていても、手に取って読もうとしたことは無駄にはならない。 挫折して本棚の一部になっていても、いつか子供や孫が 「この本なに?タイトル気になる。へえ面白そうじゃん」 と言って手に取るかもしれないし。
って挫折前提で話してますが。10年前ぐらいに読んですごく感動しました。 全員が主人公かつモブキャラ。運命に流されてゆく人々。人間はアリのように生まれ、一瞬で消えていく。現代の「命をだいじに」みたいな風潮って何なんだろうと思わされる。生き物って実はたいした価値なんてないんだよな。まさに「虫けら」の生。「虫けらみたいな私たちがどう生きるか」って視点が大事なのかも。「かけがえのない私」ではなくね。
・もっと早く文庫にしてもよかった ドル箱として単行本に残していたんだろうが、新たな購読者を増やすのに文庫にしたのかな 文庫だからと安くしてほしいが、今や文庫も千円が基本ラインになってしまった サルトルの嘔吐、エーコの薔薇の名前など他にも文庫化を期待している人は多い 国際化といいつつ、外国文学作品が文庫に収録されるものが減っているし、英語文庫のような対訳や注のついたものがもっと出てほしいものだ 現代詩の鑑賞といった本など、今や教養や趣味を広げるものも減ってきている 寂しい話だ
・寺山修司さんが「さらば箱舟」のタイトルで1982年に映画化したけれど、版権トラブルかなんかで公開されたのは1984年。 寺山さんが亡くなった翌年だった。結局、寺山さんの最後の長編映画になってしまった。 死と生(性)にまつわる観念的で難解な映画だった。映画館で観たのは初公開の時でまだ二十歳そこそこの頃だったけれど、いま40年経って観たらどんな感想を持つだろうか。 「百年の孤独」にも挑戦するいい機会かもしれない。
・中学のスペイン語学習の読本が『百年の孤独』で、フランス語は『失われた時を求めて』でした。難解なところもありましたが、今でも様々なフレーズを覚えているので、ティーンにとってもとても衝撃的な読み物だったのだと思います。 日本語で読むマルケスはまた印象やテクスチャ、文章から受ける影響が大きく異なると思うので、読んでみようと思います。人気だから重版を待たないとと手に入らないかも知れないですね。 文化のダイバーシティが大切にされる一方、世界中の誰でも知っている名作があるのは偉大だしとても不思議に思います。
・ようやく文庫化されたんですね。 40年以上ハードカバー版しか売らず、しかも未だに電子書籍化しないのは出版社として怠慢なような・・(新潮社) なお、著作権者の意向で電書化されない例もありますが、アメリカのkindleストアでは10年以上前から電書化されてますので本作には当てはまりません。
名作は広く一般に読まれてこそだと個人的には思います。
・南米奥地に開拓されたマコンドという土地で繰り広げられる何世代にも亘る物語。スイフト、トマスモア、セルバンテスに通ずる奇妙奇天烈の連鎖が面白い。こういう作品を読むと中上も大江も村上も簡素に感じられてくる。
・マジックリアリズムという表現でラテンアメリカ文学を中心に大変面白い作品がたくさん出版された時期がありました。 マルケスはその中心的存在。 国書刊行会や海外文学の翻訳に強いところが色々出してくれて楽しめました。新潮社はその先鞭たる出版社の一つです。乗っかっただけの出版社はその後撤退。他社に版を変え出ているものもありますが、入手困難なものも多くあります。
こんなことを言うと失礼かもしれませんが、ほかの書籍も含めて新訳という方向性もお願いしたいです。まぁなかなかむつかしい状況だとは思いますが。
・文庫がなかったので値段は張りますけどハードカバーを何年か前に買って読みました。 登場人物の名前の複雑さなどに慣れれば文学的な難しいどうこうとか関係なしにとても面白い小説です。 多分、ガルシア=マルケスがノーベル文学賞を獲れたのはやはり面白い小説が書けたというのが大きかったのではないかと思います。 あの系統の面白さは文庫と相性がいいと思うので、気軽にパラパラとめくって楽しめるのがありがたいです。 こういう言い方はアレですけれど、しばらくしたら美品の中古が出回り始めるでしょうから、ハードカバーとは別に持ち運び用として一冊買おうかななんて思います。
・登場人物の名前や関係性の複雑さに戸惑いながら読み進めたがそのうち圧倒的な物語性に引き込まれて夢中で読んだのを思い出した。 文庫化のことは知らなかった。近年、有吉佐和子の絶版になっていた、現在にも通じる問題意識を持った作品が再文庫化されたが、その古びなさ(帯も指摘していた)に驚くと同時に、いわば忘れられた読むべき物語を発掘し再出版する出版社、出版人の活字文化を継承していこうという気概に感銘を受けた。 文庫も売れ行きがよくないという話も聞くが文庫こそ活字文化の裾野を広く支える、入り口であり深みでもある。少しでもそこに目のいくきっかけになればと思う。
・「百年の孤独」を読んだのは30年以上前だ。 その世界観に圧倒されながら、一気に読んだ記憶がある。「こうした重厚な世界を長編で書き上げるのは、かなりの体力が必要だろう」と奇妙な感想を抱いた。ドストエフスキーの長編を読み終えた時に感じた感想と同じだが、物語としては所々にユーモアが散りばめられていて、ドストエフスキーより読みやすかった。
・この作者の「予告された殺人の記録」を読んだ。まどろっこしくて、南米の風習が興味深いだけの小説なのかな、と思って読み進めたら、とんでもない展開に。魂の救済とか、そういうものに心惹かれる人は面白いかも。
・「百年の孤独」懐かしい、あの長編をよく一冊の文庫にできたね。 とにかく話が長く上、壮大な謎解きなので、文庫にするなら1冊では無理があると思っていたのですが、、、翻訳家の力量が試される作品でもあります。 あと万人にお勧めできる作品ではありません。 ある意味、読み手も選ぶ作品です。 もし、途中で読むことを挫折した方は、何年後かに再度、読んでみて下さい。 文庫になると字も小さくなるので、目が疲れる方にはハードカバーがお勧め。
・大変有名な本とのことですが、自分は読書好きのクセに知りもしませんでした…
ネットで文庫化が話題になっていること、 店頭での大量陳列、で知ることができました
高齢の親に話してみたところ「すごく好きな本で4回も読んだ」と教えてくれました
名作に巡り会えたことに感謝です 文庫本を購入できたので楽しみたいと思います
・ずいぶん前に読みましたが、間違いなく名作だと思います。 ある一族の盛衰を軸に描いた小説で、長編のため読むのに時間はかかりますが、けして難解ではないです。
登場人物が多いため、作者自身が間違えて、死んだはずの人を生きているように書いてしまったりとかの、細かいミスがあった記憶があります。 作者自身もあとから気づいたそうで、本筋には関係ないので気にしないで読んでください。
本作のラストの衝撃は忘れられません。 ただ、作品自体としては「予告された殺人の記録」のほうが衝撃的でした。
・日本で初出版された時にもブームになって読んだ記憶があるけど、もう殆ど内容は忘れちゃった。一つだけ覚えてるのは、美しい娘が洗濯物を干しているのを見ていた神様が、その娘を干しているシーツと一緒に風を吹かせて天上へさらってしまう情景。幻想小説は難解かも知れないけど、その世界に入り込めたら楽しいよね。
・寺山修司監督の映画「さらば箱舟」の原作ですね (映画化の前に原題の「百年の孤独」で舞台化もされています)
百年たったら帰っておいで 百年たてばその意味わかる 百年たったら帰っておいで 百年たてばその意味わかる
金色のしおり紐目的で発売日に書店で買いましたが、 奥付を見るとすでに二刷でした
初版ってあったのかな?
ゆっくりコツコツと読み進めようと思います
・多分、単行本を知らない世代が増えていて、読みたいニーズは常にあったのでしょう。これも好評だった村上春樹の新訳版『心は孤独な狩人』らと違って、『百年の孤独』は、単行本から鼓直訳は変わってない。しかし、やはり文庫化は売り上げに直結する
前に、エーコの『薔薇の名前』は、東京創元社が文庫化する気はないという記事があったが、上下5,000円以上する。文庫化でかなり売れるのは確かなのだが
尚、『百年の孤独』にも影響を与えたフォークナーの『アブサロム、アブサロム!』の岩波文庫も、久々の新訳で読みやすいと好評のようだが、どちらも100年間のある一族の盛衰を描く壮大な物語で、世界文学の最高ランクの作品、必読ですね
・彼の国に行く予習として読んで、挫折はしなかったけど、個人的にはシュールレアリズムの世界観が難解でなんとか読破した。 日本だと村上春樹とかみたいな時々不思議な世界観が出てくるのが好きな人は合うと思う。
ガルシア・マルケスは小説家としても有名でコロンビアの紙幣になってたこともあるけど、一時期新聞記事書いてたりするのでその方面でも面白い人。
・こういう記事は宣伝でしかない側面もあるが、読書をする人間としてはとても楽しい記事で、自分の生活範囲では自然と縁のない良書との距離を縮めてくれる。もちろんレビューや本自体の評価は精査してから購入に至るが、その品定めの候補に入ってくれる情報自体が嬉しい。記事になったからといって、全部を買う事はもちろんないが、もっと本のオススメ記事は日常的に目についても嫌な気はしない。むしろ歓迎したい。
…さて、早速、「百年の孤独」を調べてみよう。
・中高年の自分も、昔は純文学をよく読んだ。新卒で入社した会社をすぐ辞めて、これからどうやって食ってけばいいのかで焦りまくってた頃に。で文学賞に応募して一発あてれば生きてけるんじゃないかと。
大学時代は純文学は一切読んでなかったし、構造主義は建築の話だと思ってた。生協に本が並んでたけど、「いいなあ。俺も数学ができたら建築をやりたかったなあ」で敬遠してた。 でもその時だけは、選考委員の先生方に気に入ってもらわなければと、純文学と評論を読みまくった。 マルケスは読まなかった。「上級者向け」っぽかったので。まずはドストエフスキーとかを読まなければと。完全に仕事として読んでた。
でも一次も通らなかった。そして純文学はまた読まなくなった。結局、面白いと思えなかった。 今ではそもそも、他人の人生に興味が無くなってしまった。そして人生にはその後も失敗し続けたので、もう本を読んで人間を知っても利益は無い。
・難解と言われているけれど、コロンビアでは"v"と"b"の綴りも区別できない層も楽しく読む本です。「マジックリアリズム」とされますが、コロンビアの事情を知らない訳者のトンデモ誤訳もそうした評価に一役買っています。最近は改善されてきましたが。コロンビアでも辺境の、東部カリブ海沿岸の寒村を舞台にした物語で、あの土地を知る人にはどこかで聞いたことがあるエピソードの寄せ集めです。ノーベル賞だ、南米幻想小説だとあまり構えずに、気楽に楽しみましょう。
・最近はガルシア・マルケスといえばワカモノの衣料ブランド、「百年の孤独」といえば焼酎の銘柄と思ってるヒトが多いんだろうなー。ジョイス「ユリシーズ」と並び20世紀文学の最高峰といえる作品だから、死ぬ前に1度は読んでおきましょう。
・読みかけてツンドクになる人が多いでしょうか。 でも、うちの中にあれば、いつかふと、また手に取って読む日が来るもの。 私自身もそんな一冊でした。
どちらかと言えば本を読むほうの人間ですが、ウクライナ危機が始まってから、自分は世界のことを何もわかってなかったとショックを受けて、必死にいろんな本を読み始めました。 歴史、政治、軍事、哲学、文学、科学、コミック…。 何を読んでも、なぜ人間がこんな存在なのかわかりませんが、でも死ぬまでにほんの少しでもわかりたい。 そう思って、今日もスマホを置いて本を読みます。 ちなみに、次の本を見つける大事な情報源はスマホです。
・読み終わった時、長い旅を終えたような感慨があった。3世代の歴史を追いながら、あり得ないことをしれっと盛り込む作家の筆力に感服したのが何十年も前。素晴らしい著作が読み継がれることを嬉しく思う。
・私も以前からガルシアマルケスに興味があったので、昨日文庫本を買ったところですがこんなにも盛り上がっているのかとビックリ。書店の衰退に嘆いている身なので、こういうのが話題になるだけでも嬉しいです
・此処では個人の孤独と云うよりも、一族の孤独?を描いています(多分)。だから方法として長編にならざるおえないのでしょうが、何世代にもわたるので多くの人物が登場し更に似通った名前だったりで個人的に読みづらい。筆が立つ故に装飾的な言い回しも多く其れも長くしている要因の一つだ。ラストの辺りは今読んでも刺激的かもしれないが‥此のタイトルから読もうとしたならば想像とは少し違う作品と思うかもしれない。
・ガルシアマルケス氏の作品を幾つか読んだ事はあるのだが、日本の私小説とは対極にある様な表現方法で、読んだ当初は"芸術の世界だからこんな文章もあるんだな"と驚いた。小説の世界の枠を創造的に拡げた人物の様に思う。ある意味では"論理性に拘る欧米社会の文化的な価値観に対するアンチテーゼ"を含んでいたと思う。同じくノーベル文学賞を受賞したル.クレジオ氏にも共通するが、ただ単に論理的に利益追求を徹底させた欧米の植民地政策やその文化に異議を唱える作品群でもあった様にも思う。その辺りは日本人にはピンと来ないはずなのだが、最近若者たちを中心にしてガルシアマルケス氏の作品群が受け入れられているのは何かとても示唆的でもある様に思う。若者たちは豊かな創造や想像力の世界や価値観を重視しており、従来の様な、とにかく物質的な豊かさを獲得しようとする中高年層とは異なる価値観を重視しているのかも知れない。
・安部公房先生が好きな作品だと言うことで読みましたが、内容が頭に入ってきませんでした安部公房先生の作品は凄く面白いですよ。初期の作品は難解で読みにくいけど。箱男も映像化されるみたいだし、ガルシア マルケス ファンの方は読んでみて下さい!
・サッカーファンとしては、ガルシア・マルケスの「予告された殺人の記録」がサッカー界でクレスポやイカルディなどに喩え話しとして度々引用されてたので、そこで初めて著者を知った。さすがに気になって面白そうだったので読んだ。もちろん「百年の孤独」も読んだ。海外では現代でも喩えに使われるほど学ぶことの多い小説です。
・へっぽこ読み手にとって海外作家の本を手に取りづらいのは、登場人物たちの名前が覚えられない、吐瀉物だの排泄物だのの表現がエグくてゲンナリ(後者は私の作品チョイスの偏りも疑われるが)っていうのがある。本作は村の開拓者一族100年の栄枯盛衰が描かれるわけだけど、家族縁戚内で名前がかぶりまくっているにも拘わらず混乱を来さない手腕に、なんてこったいさすがノーベル賞!と物語り外にも謎の感動があった。
・なかなか難しかった記憶があります。マジックリアリズムの頂点を成す作品だと思うけれど、私はそれからアーバンマジックリアリズム(勝手な造語だが)に行くようになった。アマゾンのジャングルが舞台ではなく、舞台が都市で、でも日常に現れる不思議なこと、でもそれが現実である、といった作品。それだと読みやすく理解しやすい。
・初回生産だけ金スピンのはずだったのに、3刷でも継続されるみたいですね。ブックファーストのオリジナルカバーが欲しくて昨日購入してきました。ノーベル賞の時に読んで、ラストの爽快感みたいなのは覚えてるけど、途中の記憶がないので再読が楽しみです。
・10年ぐらい前に読みました。 プルーストやカフカ、ヴァージニアウルフらとともに 20世文学の傑作として必ず筆頭にあがってくるぐらいの書なので わかったふうなことを言えればいいのですが 残念ながら、正直面白いとは思えませんでした(苦笑) 個人的には(あくまで自分の中では) ドストエフスキーやバルザックのような 位置を占める作家ではありません。 でも、また、読んでみましょうかね。。。
・第一刷が何部だったか、によると思うけど。 あえて少なく刷って、売り切れ続出・重版、てのはいかにも編集者が考えそうなことだし。 第一刷が何部くらい刷られるものか、そのへんを想像できない人にはものすごい社会現象がおきているように感じられるニュースだけど、たぶん、もとの刷り数自体が、この小説を好きな人の何十分の1(何百分の1?)が買えば売り切れになる程度なのだと思う。
・マルケス氏がノーベル文学賞を受賞した時に「百年の孤独」と「予告された殺人の記録」が相次いで出版されたので読みました。面白かったです。ただ、南米の文化は日本文化とはかなり違うので、そこが楽しめるかどうかかな。
・作品自体は惹き込まれるものがあるけど、ドストエフスキーの作品と同じでとにかく登場人物が多い上に日本人からすると区別しづらい名前が多いから、ゆっくり読み進める場合はメモ必須の作品だよなあなんて友達と話してた記憶があるな。まだネットも無い昭和の時代の話だが。
・以前から何度か図書館で借りていますが読み切れず挫折しています。しかし、せっかく文庫になったのだから初版があるうちに記念に買って読もうと思い書店に行くとすでに二版が。私は行きつけの書店の入口前の平積みコーナーの中から状態の良い初版を見つけ無事入手できました。SNS見ると初版探している人も多いようです。
・ちょこちょこ見てみると紀伊国屋書店のような大型店舗には在庫がある店舗がいくつもあるので間違ってもメルカリなんかで高額で買う必要はないですね。 初版が欲しい!と言う人はまた話は別かと思いますが。 そしてお酒の事かと思ったというコメントも散見されますが、まさにこの小説から名前を取った物ですね。 しかも作者本人から許可を貰って。
・文庫化を渋った作品の話題は過去にもあり。 出版社なのか、作者なのか、思惑はわからないか、読者の思いと乖離してあるのは確か。他にもあるのであれば、これを機に考え直して欲しい。
・「百年の孤独は」、私の中では世界10大小説のうちの1つ。ブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」に並んで、読み出したら止まらないかっぱえびせんのような小説だ。何はともあれ、読書家が増えることは好ましい。
・初日に買いに行きました。たくさん積んでありましたがすでに2刷。何件かまわりましたが初版はありませんでした。夕方だったからなのか、そもそも最初から初版本をおいていなかったのか。 スピンが金色の紐だったのが何となく得した気分。1刷だけの特典ではなかったのですね。 字が大きくて何とか読めそうです。人名が覚えづらいので家系図を何度も見返しています。 はたして完読できるのか(笑)
・昔、知り合いのブラジル人のおっさんとミラン・クンデラの 話をしていて、ふとガルシアマルケスの「100年の孤独」を どうだ?と聞いたら(自分は読んでいなかったので)、 そのおっさんはガルシア・マルケスは好みじゃなかった様で、 あれは大衆小説だみたいなニュアンスの話をしていたのを覚えている。 と言うことは結構読みやすいのではないかな。 ネトフリでドラマにもなると言うし。
・難読で終読出来ない って事が 読書家でもあるんだってのにびっくり。 自分は読書家ではないが、活字中毒だった時期があり 年間250冊くらい読んだ数年はあったが、初めて終読して読み切った感に浸った時の事を思い出した。 難読書にチャレンジしてみようかな ってちょっと思った。
・柳田邦夫氏の「犠牲」という本に息子さんの愛読書として出てきて、興味を持って読んだ。独特な世界が魅力的な気はしたけど半分くらいで挫折した。もう一度チャレンジしてみよう。
・こんなに紙の本を探して書店を巡ったり、普段から行きつけの書店がある人がたくさんいることにびっくり ネット時代に、今は電子書籍が当たり前なのかと思っていました 私も電子書籍を色々と買いましたが、結局セールで大量に買い集めて一気買いしたって読まなかったり持っていることを忘れたりサービスの配信元が死ぬまで一生続くかどうかもわからない 権利関係で作家や出版社が配信を止めてしまった書籍も多数あります いつまで残っているかわからない 何かのトラブルで、アカウントがログインできなくなったり使えなくなってしまうこともあるかもしれない 医学的エビデンスでも、紙を手でめくったり紙やインクの匂いや擦れる音など五感で感じて読むと脳にインプットされやすいが、電子で流し込みでは頭に入らず残る情報量が紙より少ないということです 私も結局紙で買うほうが電子よりいいなと思いました
・ちょうど婚活してた頃に読んだ記憶が。 子供も孫もみんな似たような名前の、薄暗い村の一族が、殺傷事件と出産を連綿と繰り返しながら続いていたけど、最終的に子孫が僧侶になってめでたしめでたしみたいな話だった気が・・・? 「出生は無条件に素晴らしい」という呪いが解けた気がした作品でした。出生を繰り返すより、自分がどう生きるかの方が大事だなと。 長い人類史を振り返ってみたら、ブッダもキリストも「禁欲しろ」とは言っても、「出生は無条件に素晴らしい」なんて一切言ってないわけだしな、と。
・昔から気になる小説ではあるけど、二の足を踏んでる。 難解というのと、登場人物が多いらしいので覚えきれるか自信なくて、途中で挫折しそう。 トルストイの戦争と平和も、登場人物は多すぎて、わけわからんくなって挫折した。読む間隔が空いたら、尚更忘れてしまうね。
・コロナ禍に読みました。 その前は、なかなか進まなくやり直しを何度もしました。 同じ名前の登場人物。 でも、途中から面白くってマコンドに引き込まれました。さすが名作だと思いました。 挫折した人、頑張って読んでもらいたい。
・10年前に単行本で読みました。私は本を読むスピードが結構速い方だと自分では思っていましたが、百年の孤独は読了まで半月程かかりましたwでも忘れられない一冊になっております。
・長い物語ですが、面白いです。 同じ名前の人が何人もいたり、長さに疲れが出たりするかもしれませんが、 決して、けっっして あとがきを読んではいけません!
単行本で読みましたが、思いっきりネタバレが書いてありました。
・今の流行っぽいので、若い人は好きなのじゃないかな。ある程度、読書慣れしている人でファンタジーと言うか幻想的な分野に親和性のあるタイプじゃないと読み切れないだろうから、今の文庫化はちょうどよかったかも。 と言いつつ私も難解そうで未読。これを機に読んでみようかな。
・この小説Twitterでも話題になっている。百年の孤独が品切れになってるなんて知らなかった。読んでみたいなあ、重版になったら入荷されるのかな、8月くらいになったら手に入るのならうれしいけど、話題作だから品切れになりやすいんだと思う、今本が売れない時代に品切れになるのはすごい。
・これを機に、書店で本を見て買うこと、本を物理的に手元に置くことの素晴らしさを皆が思い出してくれると嬉しい。 電子書籍は「一時的に読む権利」を買っているに過ぎず、配信元がラインナップから消したり、サービス終了になったら読めなくなるのです。
・ガルシアマルケスはとても美しい文章を書く人。大学生当時、川端作品のオマージュを書いていると知って原文で読んで、その勢いで100年の孤独もトライして、何だかんだ1ヶ月くらいかかったか。また読んでみようかな。
・近所の本屋に予約していたから文庫の初版をゲットできた。 旧訳2冊、新訳1冊、原書1冊、文庫1冊の「百年の孤独」が並ぶ。 しかし、きょうの湿気はマコンドに何年も雨が降り続いたみたいな感じである。
・何も考えず、ただそこに書いてあることを、すべてそのまま受け入れながら読んでいくと、本の中の時間や町に浸れて何とも言えぬ読書体験ができた覚えがある。 その時は図書館で借りて読んだので、これを買ってまた読もう。
・学生の頃読んだけど難解で、何とか読破したもののもはや内容を一切覚えてない。理系の友達に貸したらすごく面白かったと言ってて頭いいんだなと感心した思い出。族長の秋は長かったけどまだ読みやすかった。一番好きなのは予告された殺人の記録です。
・新潮社の「考える人」という雑誌が、2008年に作家を初め様々な知識人129名に、世界の長編小説でどの作品が最も素晴らしいか? というアンケートを取り、その結果を1位〜100位までのランキング形式で発表しています。 その1位がガルシア=マルケスの「100年の孤独」でした。ちなみに2位がプルーストの「失われた時を求めて」、3位がドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」でした。日本人の作品で選ばれたのは紫式部の「源氏物語」だけで57位に入っています。
・周りに本好きな人があまりいないし、本が売れない時代と言われて久しいけど、ここのコメントを見てると、昔読んだ等の声が結構あり、感想を見ていると博識な人が多いなと思った。 面白そうなので自分も買う予定。
・出版不況と言われる中、嬉しいですね。
日本では相変わらず現代の価値観にアップデートできない老人たちが多い。 デジタル化もどんどん進んでいるがついてこれない老人も。
だけど若い世代はそんな老人の思いとかお構いなしなんですよ。 だって、なぜに老人たちの古い価値観・便利を捨てて合わせてやらなきゃなんないの?
でも、そこを無視して「俺らは俺らのルールで!」って頑なだったから、大手出版社もすべて電子書籍化が遅れた。 結果として初動が遅れたことによる損失は尋常じゃないものになったと思います。
これと同じなのが文芸書様式こそ正義と信じるところ。 金の問題もあるが、重くて場所を取る本を嫌う人だっている。 実際私はもう断捨離のため、紙の本は買いません。
こうしたユーザーの購買意欲を削いでも紙・文芸書が至上っていつまで思ってるんですかね? この前時代的固定観念こそ、自分の首を絞めているのに。
・ガルシアマルケスは若い頃に一度読んだだけだが、それが「百年の孤独」だったのか。記憶が定かではないが、それが許されるような作品だった気がする。あの突拍子のなさは「夢」の構造に似ているのではないか。
・既にプレミア価格で販売しているショップがある。こういうのは大抵、転売屋がすぐに嗅ぎつけて大量購入したり、あくどいショップが在庫を隠して、売り切れになってから、ぼったくり価格で出す。加速度的に在庫がなくなって売り切れになってしまうのは、そのため。
・それほど優れた作品でもないが、もちろん村上春樹のようなくだらん価値のない流行小説ではないが、何もわからない連中がトレンドで買っていくのだろう。書店にとっては嬉しい話だし、流行小説が売れるよりは健全な傾向だ。
・これは母の蔵書のハードカバーで読みました。 私自身好きだったし、日本語を学びに東京に来ていた村上春樹ファンのコロンビア人に会った時は、「その土地の当たり前と、他国のファンタジー性」について話しあったのが面白かった。
・50年以上前の作品が今、ベストセラーなんて 凄いですね 恥ずかしながらあまり小説読んだ事無いのですが、こういうの読む人って終始物語を頭に詰め込んで整理したり想像するのですかね? いわゆる文系で国語や文章力や読解力に優れて るってイメージです
・たかが本、されど本。 重版もかかってるからそのうち店頭には並ぶだろうし、ハード本なら手に入るから何も気にしてないが、初版だからとメルカリには転売してるやつが多いんですなぁ。 価値があるわけじゃないし、価値として見るなら初版のハード本には勝らない訳。 本は読んで糧にして人に薦める物。
・正直あんまり面白くなかった、というか難物の記憶しかない作品。寺山修司の舞台も何かしらの映像で見た記憶があるが、印象は薄い。解説本を配布とあるが、本当に有用なものなら後ろにつけてほしいくらいだ。
・解散してしまいましたが、音楽グループGARNET CROWの楽曲にも同名タイトルで「百年の孤独」がありますね。 この本に影響を受けた作詞担当がインスパイアされた事が当時話題になりました。
・初めは図書館で借りたけど、一つの街を作った夫婦と同じ名前の子孫が沢山出てきて理解しづらいので単行本で買って面白かったけどこれがノーベル文学賞を取るのかーと思った。老人と海がノーベル文学賞を取るんだからこの本が獲ってもおかしくないけど。
・30数年前の学生時代に読んだ記憶があるが、内容はもちろんのこと文化的背景とか宗教観とかいろんなものが理解できずに読了こそしたが読後感がモヤモヤした記憶がある。 元々海外文学はそういうのが苦手だったが、今読んだら違うのかな?
・昔、読んだことあります。 登場人物がとのかく多いので、名前や関係図をメモしながら読み進めた記憶があります。 読み終えた後、長い夢から覚めたような気になる小説です。
・作者がライフワークのように書き続けた架空の国(都市?)というのに惹かれたが「百年の孤独」は途中で挫けた作品 再度チャレンジしてみようかな 実際に起きた事件を題材にした「予告された殺人の記録」は非常に切ないやりきれないお話だった
・日本の近代文学をなるべく文庫で読んでいるこの頃。それでも絶版だらけでアマゾン頼み。
作家と題名だけは昔のブックリストの本に紹介されていたから、重版ならば買って読んでみようか。サルトルの「嘔吐」以来ほとんど外国の小説読んでいない。読了したい。
・芳醇なホラ話が楽しい作品。 一方で、作品全体を見ると植民地支配と資本主義支配の影響に晒され伝統社会が失われいくことの無常さが描かれていて、それが「百年の孤独」というタイトルのイメージなのだと思った。 作品内世界のマコンドが最終的に行き着く先は、市町村合併により伝統的な地名を失った無味乾燥で空虚な日本の地方都市にもどこか似ている。何の変哲もない自分たちの地元もかつてはこの作品のようなマジカルな時空が拡がっていたのかも知れないな。
・百年の孤独が売り切れ?喜ばしいけどまだまだ世界文学は売れてないよね。カラマーゾフの兄弟の新訳が一時期ブームだったけどね。昔は名前だけ知ってるけど読まれてない世界的文学が色々あったけど、今は名前すら知らない人も多いね。アニメにはやたらと詳しい若者多いけどね。純文学が漫画の100分の1でも売れると良いね。若い人の人生の予行演習には世界文学はもって来いだと思うけどね。
・読んでみたい! でもあらすじを見てきましたが、どんな内容なのかさっぱり‥ 要約できない種類の小説という事ですね。 個人的にはリズミカルで視覚的に美しい翻訳なら内容が難解でも読めるので、そのあたりを読んだ人に聞きたいです。
・一方で文庫化されたけど 不振で絶版になった作品も多い ネット時代だからこそ 読書アプリなどで 購読できるようにするとか 手段はありそうだが 出版不況、とか言われるのは 出版社、権利関係者の 売り方の悪さも原因じゃ ないのかと思う
・昔この本を図書館で手にしたとき一気読みしました。今の作品と思うほど。まだ読んでない人の為に内容は触れませんが、ぜひ読んで頂きたい本です。
・「新作」が出ましたからね。 「百年の孤独」も題名がカッコいいので有名ですが、ガルシアマルケス自体がそこまでメジャーじゃないから読まれてはいないでしょう。 いずれにしても文学に関心を持つ人、さらには世界文学まで手を伸ばす人はそんなりはいない、ということでしょう。
・そもそも何故世界的ベストセラーを単行本すら長年入手困難な状態にしておいたのだろう。以前 私は新品入手できないのでメルカリで買った。同名人物が何度も登場するので混乱するかと思いきや意外とそうでもなかった。作品テーマは漠然としてたが面白かった。
・新潮社なんだから、これまでも新潮文庫に入れてほしいという要望は多かったはずだわ。
記事中に、文庫化することでハードルを下げて読み継がれる状況を作るのが出版社の役目、と書かれているけれど、それならなぜこんなに長い間(20年近く)文庫化されなかったのはなぜかしら。
そういう点では、発行元が耳障りのいい適当なコメントするんじゃないわよ、と言いたいわ。 あたしはデイリー新潮が大きらいだから、この出版社のものはなるべく買わないようにしてるわ。読書好きがひとり不買運動してるの。
・神格化したり逆にこき下ろしたり評価が両極端な印象だが、現代文学における最高傑作とも思わないし難解で読めないということもないし、単行本で読んで普通に面白かった。
・若い頃図書館で借りて読んで感動しました。スペイン語を知らないので、書かれた言語で読む事は出来ませんが、切っと忠実に訳されていると思います。
・南米唯一のノーベル賞作品と知り、十何年か前に読もうと思い、読み始めたが……当時は仕事も忙しく、かつ、なかなか難解で長編のため途中で挫折。 また近い内に読了目指したいです。
・>これまで46言語に翻訳され、5000万部を売り上げるなど世界的なベス >セラーとなっている。日本語訳は、翻訳家・鼓直さんによるものが新潮社 >から72年に単行本として刊行され、装丁を替えながら、約30万部売り上げてきた
この記事の近くに「葬送のフリーレン、累計2200万部突破!」という別記事がある 漫画って凄いなと思った
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