( 186880 )  2024/07/03 02:01:45  
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FNNプライムオンライン 

 

大阪・関西万博の会場の建設現場で起きたメタンガスによる爆発事故。 

 

博覧会協会が2日、報道陣に事故現場を初めて公開した。 

 

「隠ぺいとか。嘘ついているとか。みんな言うから」万博会場「メタンガス爆発事故の現場」初公開 地面には多くの亀裂 

 

記者リポート: 

爆発があったトイレの工事現場。まだ大きな破損箇所が残されています 

 

コンクリートがはがれ、鉄筋が露わになった地面。 

 

およそ6メートルにわたってめくれ上がっている。 

 

すぐ近くの地面にも複数の亀裂が走っていて、爆発の衝撃の大きさがうかがえる。 

 

そして、天井には爆発で吹き飛んだコンクリートがぶつかったことでできたとみられる『へこみ』も見られた。 

 

ことし3月、溶接作業中に出た火花が、地下に溜まっていたメタンガスに引火して爆発した。 

 

ケガ人はいなかったが、消防への通報があったのは、事故のおよそ4時間半後。 

 

加えて博覧会協会は当初、事故現場の説明として、破損した場所が画面から外れた写真1枚しか提供せず、被害の全容が分からない状態だった。 

 

こうしたことなどから博覧会協会は、事故から3カ月以上たった7月2日、報道陣に事故現場を初めて公開した。 

 

Qなぜ、このタイミングでの公開? 

 

博覧会協会・藁田博行整備局長: 

なんやかんや言うて、写真とかでしかお見せしていないので。隠蔽とか隠しているとか嘘ついているとかみんな言うからさ、現場を一回見てほしいなと思っていたんだけど 

 

事故を受け博覧会協会は、ガス濃度の測定を徹底するほか、工事期間中はガスを抜く管を新たに設置。 

 

開催期間中は、強制的に喚起する装置に変更するとしている。 

 

Q(公開までに)時間かかったのは仕方ない? 

 

博覧会協会・藁田博行整備局長: 

さすがに事故翌日に(公開は)僕も怖いところもあるし。もう少し早めにできず、時期を逸したところはあるけど 

 

 万博に参加する国々からも関心を集めた、工事現場での爆発事故。 

 

今回の報道公開が、参加国や来場者の不安払しょくにつながるのだろうか。 

 

関西テレビ 

 

 

 
 

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