( 187209 )  2024/07/04 00:38:36  
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河野太郎デジタル相が麻生太郎自民党副総裁との会食で総裁選出馬の意向を伝えたが、会見でその内容を否定。

その後、候補者応援中にヤジに怒り、不適切な表現を使い、批判を浴びた。

自民党内でも資質を疑問視する声があり、総理大臣に向かないとの指摘もある。

(要約)

( 187211 )  2024/07/04 00:38:36  
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写真:つのだよしお/アフロ 

 

 6月26日夜、自らが所属する派閥の領袖・麻生太郎自民党副総裁と、都内の日本料理店で2時間にわたり会食した河野太郎デジタル相。 

 

【写真あり】マイナカード未取得議員リスト 

 

「その場で河野氏は『9月の総裁選に出馬したい』と麻生氏に伝えたと言われています。麻生氏は黙って聞いていたそうです。 

 

 翌27日、河野氏はデジタル庁で会見をしましたが、その際に記者から麻生氏とのやりとりを質問されると『誰が? 河野さん? どの河野さん?』『面白い小説だと思う。飯を食っているときに何の話をしたかを(第三者に)言ったことはない』と質問をはぐらかしました。 

 

 その答え方が相変わらずの皮肉屋ぶりで、自民党内からも『もう少し言い方を考えなくちゃな。国民の印象が悪くなるだけだ』と批判の声があがっています」(政治担当記者) 

 

 そんな河野氏の印象がさらに悪くなる事態が、7月2日に起きた。河野氏は都議補選(7月7日投開票)の候補者応援のため、足立区内でマイクを握っていた。 

 

 すると聴衆から「デマ太郎」「裏金を説明しろ」とヤジが飛んできた。河野氏はその声にすぐさま反応し、こう言い放ったのだ。 

 

「選挙運動を通じて、YouTubeの再生回数を増やしてお金を稼ごうというよこしまな考えで、選挙妨害に近いことをやるような人が増えてきた。選挙妨害をする輩(やから)を許しておいてはならない」 

 

「人が話しているときにその横で大きな声をあげる。選挙の役にも立たないし、この国の未来をつくることにも何の役にも立たない」 

 

「そうやって面白がっている人の動画を見て、その人にチャリンチャリンとお金が入っていく仕組み、これは何とかしなければいけない」 

 

 などと声を張りあげた。 

 

 思わず怒り口調になった河野氏に対して、自民党議員秘書はあきれ顔だ。 

 

「河野氏の発言自体は至極まっとうなのですが、聴衆のヤジにすぐにカッとして言い返すのはよくありません。しかも、『やから』という表現はダメです。安倍晋三さんも2017年に都議選の応援演説でヤジを飛ばす聴衆に『こんな人たちに私たちは負けるわけにはいかない』と言いましたが、今回の発言はそれよりよっぽどイメージが悪い。 

 

 総理大臣になったら、国会質疑も含めてもっと激しいヤジにさらされます。自民党内でも『こんなにこらえ性のない性格で総理大臣としてやっていけるのか』と河野氏の資質を疑問視する声も多くあります」(自民党議員秘書) 

 

 政治評論家の宮崎信行氏も「突破力には期待したいところですが、総理大臣には向かない方ですね」と言い、次のように続ける。 

 

「河野氏がたびたびキレた発言をするのは、自身が選挙に強いからなんです。後援会組織もしっかりしているので、どんな発言をしても選挙は盤石。今回も、SPに守られながら発言するのではなく、自分から聴衆に詰め寄っていく気概があれば、評価も違ったのではないでしょうか」 

 

 Xにも、 

 

《輩呼ばわりとは議員として失格》 

 

《こういう輩を総理にしてはならない》 

 

《国会議員を追及するのは権利ですよ、国民の》 

 

 など批判の意見が圧倒的に多くあがっている。総裁選への立候補は、本当に「面白い小説」で終わってしまうかもしれない。 

 

 

 
 

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