( 188971 )  2024/07/09 00:44:51  
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兵庫県の元西播磨県民局長の男性(60)が斎藤元彦知事らを告発する文書を作成した後、自殺していることが分かった。

男性は予定されていた県議会の調査特別委員会に出席予定であり、告発文書は報道機関に配布された。

斎藤知事は批判を受けて男性を解任し、停職3カ月の懲戒処分とした。

県議会も真相解明のために百条委を設け、斎藤知事は再調査を決定した。

厚労省は自殺対策サイトで相談窓口を紹介している。

(要約)

( 188973 )  2024/07/09 00:44:51  
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神戸新聞NEXT 

 

 兵庫県の斎藤元彦知事らの言動を「違法行為」として告発する文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)が死亡していたことが8日、分かった。関係者によると、自死とみられる。男性は19日に開かれる県議会の調査特別委員会(百条委員会)に出席し、証人尋問に応じる予定だった。 

 

【図解】元県民局長の文書に書かれた内容 

 

 関係者によると7日夜に男性の親族から「男性の行方が分からない」と県警に届け出があり、姫路市内の民家で亡くなっているのが見つかった。 

 

 男性は3月中旬に斎藤知事による職員へのパワハラ行為など7項目の疑惑を記した匿名文書を作り、報道機関などに配布した。これに対し斎藤知事は「うそ八百」「公務員失格」と批判し、3月末に予定されていた男性の退職を取り消し県民局長を解任。5月には「文書は核心的な部分が事実ではない」とし、県が停職3カ月の懲戒処分とした。 

 

 この問題では斎藤知事が第三者機関による再調査を決定したが、県議会も真相解明の必要があるとして、罰則規定がある百条委を設けている。 

 

 斎藤知事は報道各社の取材に「私自身も気持ちが混乱している。百条委は職員の心理的負担が大きい。しっかりと職員の心のケアをしながら県庁を立て直していくのが私の責務だ」と話した。(前川茂之、金 慶順) 

 

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 厚労省は自殺対策などの情報をまとめたサイト「まもろうよ こころ」で、電話やSNSに対応した複数の相談窓口を紹介しています。 

 

 

 
 

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