( 190223 )  2024/07/12 17:28:35  
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MBSニュース 

 

 兵庫県の斎藤知事の「パワハラ疑惑など」を告発した元幹部職員の男性が死亡したことを受けて、兵庫県の片山安孝副知事が、副知事を辞職する意向を知事に伝えていることが関係者への取材でわかりました。 

 

【LIVE】副知事の辞職意向を受け斎藤知事が会見 何を語る? 

 

片山副知事は、12日午前11時から取材に応じ、冒頭、こう話しました。 

 

「昨日、斎藤知事に辞めたいとお伝えし、本日、7月末をもって辞職するという辞表を提出するつもりだ」 

 

 退職を申し出た理由について2点を述べ、「県の経営者である特別職の誰かが責任を取るべき」ことと、「百条委への証言など、職員に大きな負担を強いることになったため」としました。 

 

 また、片山副知事は「斎藤知事に対して『ご一緒に退職する考えはないか』と申し上げたが、自分は選挙で付託を受けた身なので、任期まで頑張りたいという返事であった、知事のご判断なので、尊重したい」と話しました。 

 

 質疑が進む中で片山副知事は涙を見せて、「なんで知事を支えられなかったのか、悔しくてしゃあない。自分の能力が無かったと思っている。確かに知事の課題はあり、その点は謝ります。それを支えることが出来なかった自分に対する自責の念。」と手で顔を抑え、声を詰まらせました。 

 

 

 疑惑をめぐって県議会は「百条委員会」を設置し、今月19日に元幹部職員の証人喚問を行う予定でした。 

 

 その矢先に死亡した幹部職員は自殺とみられ、県職員労働組合は10日「県政が停滞し、県民の信頼回復が望めない状況」などとして、辞職を含め責任ある対応を申し入れています。 

 

 この席で、労組の申入書を受け取った片山副知事は「職員を代表する組織からの要望で重く受け止めたい」と話していました。 

 

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