( 190878 ) 2024/07/14 18:09:23 0 00 石丸伸二氏(2024年7月7日撮影)
東京都知事選で、約165万票を獲得して2位に入った前広島県安芸高田市長石丸伸二氏(41)が14日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に生出演した。
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番組では、石丸氏が安芸高田市長時代にX(旧ツイッター)上で恫喝を受けたと主張をしたことについて、山根温子市議(68)が市と石丸氏に損害賠償を求めた訴訟で、昨年12月に広島高裁が、市に33万円の賠償を命じた1審判決を支持した裁判も例示された。石丸氏への賠償責任は棄却され、石丸氏個人は上告の意思があることも紹介された。
橋下徹氏から「裁判所が判決をくだせば従うというのは当然ですよね」と聞かれると、石丸氏は「それだけですね」と即答。日本の司法は「謝らせる」という判決は出せないことが例示された上で、石丸氏は、権力側に立つ立場として謝罪の意思を聞かれると「完全にケースバイケースですね。権力者としてどうふるまうべきか、というのは私なりに考えがある。ただ、今回の事例で言えば、政治家同士ですよ、二元代表制の両側で話をしていた、しかも議会の中で。そこに立場上の優劣はない」と断言。一方で「市民と(の訴訟)なら、司法の結果を受けて行政として謝罪、はあるかもしれない」と持論を述べた。
最高裁で同様の判断が出た場合を聞かれると「先ほど申し上げた通りです」と回答。ここでNPO法人代表の大空幸星氏が「謝った方が得なわけですよね」と指摘すると、石丸氏はカットインする形で「そこなんですよ、違う、違う」と反論した。大空氏が「石丸さんのやり方は分かるし…」と言いかけたところで再び「分かってないんですよ、得だって言うから」と再びカットイン。石丸氏は「時間がないから」と、CM前で議論の時間が足りないことを説明しながら「自分の得のためにやってないんです」と主張した。
CM明けに急きょ、議論の時間が延長されると、石丸氏は「時間があるので…」と、大空氏の意見に耳を傾けた。大空氏からは「市議の後ろに市民がいる。市議といえども、その先の市民に向かって謝るというのは、司法として求められなくても、パフォーマンスを重視するのであればやってもいいのかな」と提案を受けたた。ただ石丸氏は「誰のためのパフォーマンスかというところに重きをおいてます。自分のためじゃないんですよ。個人の利益なら、政治家なんてやらないんですよ、やるべきじゃないんですよ。それを政治屋と私は呼んでます。じゃなくて、社会の利益のためにやっているので、自分のレピュテーション(評価)が上がろうが下がろうが、あまりそこに関心がない」と持論を展開した。
さらに「(パフォーマンスを)うまく使えというのは、そういう方がやってください」と主張。大空氏から、都知事選の獲得票を念頭に「165万人のために謝る」という選択肢を取ることを提案されたが、石丸氏は「165万人というのは、これまでの石丸伸二があって支持されている。これまでの石丸伸二を今更変えられない。それは今、私が申し上げた通りのポリシーなんですよ。これは昨日今日取って作ったキャラじゃなくて、この4年間、何ならそれまで37年間生きてきて市長になって、できあがったキャラクターなので、そこは今更、自分の中で一貫性をゆるがせられない」と信念を貫いた。
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