( 191956 )  2024/07/18 00:56:19  
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岸田首相は、最高裁が旧優生保護法に基づく不妊手術の強制に国の賠償責任を認める判決を出したことを受け、17日に原告らと面会し、政府の責任を認めて謝罪した。

岸田首相は、旧法の執行に伴い多くの人々が苦痛を受けたことについて「極めて重大な責任があり、心から申し訳なく思っている。

政府を代表して謝罪を申し上げます」と述べた。

(要約)

( 191958 )  2024/07/18 00:56:19  
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岸田首相は首相官邸で原告らと面会し謝罪した(17日午後) 

 

旧優生保護法の下で障害などを理由に強制された不妊手術を巡り、最高裁が国の賠償責任を認める判決を出したこと受け、岸田首相は17日、原告らと面会し、「政府の責任は極めて重大で、心から申し訳なく思っている」と述べ、謝罪した。 

 

最高裁が3日、旧優生保護法を憲法違反と判断し、被害者の損害賠償請求を認める判決を出したことを受け、岸田首相は原告らと直接、面会する意向を示していた。 

 

面会は17日午後、首相官邸で行われ、冒頭、岸田首相は原告らに対し「私としてはお目にかかるべく、どこにでも参る覚悟だったが、皆様の要望も踏まえて官邸にお越しいただくことになった」と説明し、「暑い中、遠路よりお越しいただいたこと、心から御礼申し上げる」と述べた。 

 

その上で、「旧優生保護法の規定を憲法違反とし、国会賠償法上の国の責任を認めた最高裁判決を大変、重く受け止めている」として、「旧優生保護法の存在を背景として、多くの方々が心身に多大な苦痛を受けてきたことに対し、私自らお目にかかり、反省とお詫びの言葉を直接、伝えたいとの思いが、今回の面会とした」と説明。 

 

そして、「旧優生保護法を執行してきた立場で、その執行のあり方も含め、政府の責任は極めて重大なものがあり、心から申し訳なく思っており、政府を代表して謝罪を申し上げます」と述べ、頭を深く下げた。 

 

政治部 

 

 

 
 

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