( 193438 ) 2024/07/22 01:23:41 0 00 写真:LIMO [リーモ]
7月に入り「今年の夏季休暇はどこに行こう?」と夏休みの計画を立てている人も少なくないのでは。
◆【写真3枚を見る】【富裕層のピラミッド】お金持ちってどのくらいいるの?(出所:野村総合研究所)
ちなみに今年はパリオリンピックが開催される年ですが、多くの方がご存知の通り、現在は歴史的な円安となっています。
休暇は取れても、金銭的な理由で海外への旅行に二の足を踏んでいるという方も意外と多いのではないでしょうか。
こんな時、金銭的な不安から解放されることに憧れを抱く方もいるかもしれません。
今回は、少しでもセレブに近づけるために筆者が実際に見てきた「ホンモノのセレブ」の共通点を3つあげていきたいと思います。
ぜひ、セレブへの道を目指すうえでの参考にしていただけると嬉しいです。
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野村総合研究所の報告によれば、日本には純金融資産1億円以上の富裕層が148万5000世帯存在しています。これは全体のわずか2%に過ぎませんが、その中でも細かく分類すると次のようになります。
・超富裕層(5億円以上):9万世帯/105兆円 ・富裕層(1億円以上5億円未満):139万5000世帯/259兆円 ・準富裕層(5000万円以上1億円未満):325万4000世帯/258兆円 ・アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):726万3000世帯/332兆円 ・マス層(3000万円未満):4213万2000世帯/678兆円 2005年以来、富裕層は62万世帯増加しています。この富裕層の増加には、どのような要因が考えられるでしょうか。
次章で解説します。
2005年~2021年にかけて、富裕層は右肩上がりに増えてきています。
富裕層と超富裕層が保有する資産総額の推移は以下の通りです。
・2015年:272兆円 ・2017年:299兆円 ・2019年:333兆円 ・2021年:364兆円 日本における富裕層の増加には複数の要因が関与しています。以下に、その主な理由を挙げてみます。
●<日本で富裕層が増える要因> ・経済の成長と資産形成の機会拡大 2005年以降、日本の経済は緩やかながら成長を続けてきました。経済成長は資産形成の機会を広げ、一部の人々が富裕層になる要因となりました。
・金融政策と低金利 日本の金融政策は長期にわたり緩和的であり、低金利政策が続いています。これにより、資産形成や投資が促進され、一部の投資家にとっては大きな利益を得る機会が増えました。
・株式市場の上昇 2005年以降、日本の株式市場は回復基調にあります。株式投資や企業の成功により、多くの世帯が資産を増やし、富裕層の仲間入りを果たしました。
・相続や贈与によるもの 富裕層の一部は、相続や贈与を通じて資産を受け継いでいます。とくに近年では少子高齢化が進み、世帯当たりの子供の人数が減少してきていることから、相続する資産額が増えてきています。
一般家庭であったとしても、両親や祖父母から多額の遺産を受け取り、意図せず富裕層の仲間入りを果たしたという人もいるでしょう。
富裕層になることは簡単ではありませんが、筆者の経験上、富裕層は共通してある3つの共通点があると考えています。
ここからは、筆者が考える「富裕層の共通点」を3つお届けしたいと思います。
●知的好奇心が旺盛 本物の富裕層の方は、興味を持つ対象の幅が広いです。
仕事やプライベート、どちらの場面でも、色々なことに対して情報を吸収するためのアンテナを広くはっている印象があります。
また、情報を吸収するうえで始める前から否定する方も少ないように感じます。
何においても「それは何?」と物事をちゃんと知ろうとする姿勢があるため、知識の幅が広く、現時点においてはビジネスに関係ないことでも、何かのタイミングで以前学んだ知識がビジネスに活かせたという話もよくあることです。
このように何に対しても貪欲に知ろうとする姿勢は見習っておきたいマインドですね。
●「自分ならできる!」と自信を持っている 富裕層の方は「自分のビジネスをどのように展開していきたいか」や「自分が将来どうなっていたいか」について明確な目標を持っています。
また、その目標に対しても「自分はできる」と自信をもって夢の実現のために着々と前向きに必要なことに取り組んでいる姿勢が共通しています。
また、富裕層本人だけでなく、家族や信頼できるパートナーがそばにいるのも特徴です。
「富裕層になりたい!」と思うのも良いですが、「自分は富裕層になれる!」と自分や他人の可能性を信じることから始めてみるとよいのかもしれませんね。
●少しずつ地道に頑張る 筆者が実際にお会いした60歳代や70歳代の資産家には、20歳代から毎月少しずつ貯金している方がほとんどでした。
富裕層になるためには、大きく2つ方法があると考えます。1つは、若いときから長い時間をかけて少しずつお金を貯めること。
そして2つ目は、自分でスキルアップして収入を増やしたり、起業するなりして経済的な豊かさを得る等の方法です。
2つ目の方法も1つ目と同様に時間をかけてコツコツ努力して実現することが必要不可欠です。
富裕層になりたいという方は具体的な目標を信頼できる友人などに宣言するのもよいかもしれませんね。
今回は、純金融資産1億円以上を持つ富裕層の割合や彼らの共通する価値観についてお話ししました。
いわゆる一般家庭が突然大きな資産を築くことは容易ではありませんが、富裕層のようにお金の管理をしっかり行い、自分に合った資産形成の方法を模索することが、お金持ちになる第一歩になるかもしれません。
まずはご自身の家計について見直し、貯蓄額の目標などを立てることから始めてみましょう。
・株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」
鶴田 綾
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