( 193781 )  2024/07/23 01:41:24  
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札幌ドームの収支計画が見直され、初年度の赤字が予想よりも大きくなったため、5年間のトータルでの黒字化が困難となる見通しを札幌市が示した。

市はコンサートの開催日数などを考慮して収支計画を修正する方針を表明した。

市は今後、24年度以降の黒字化を目指す方針であり、イベント開催日数増加やネーミングライツ契約などが収支改善に寄与すると述べた。

(要約)

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札幌ドーム=本社機「希望」から梅村直承撮影 

 

 2023年度から5年間トータルで黒字を見込んでいた札幌ドームの収支計画について、札幌市は22日の市議会経済観光委員会で、「初年度の赤字が拡大したことにより、トータルでの黒字化が困難となる」との見通しを示した。市は、コンサートの開催日数見込みなどを踏まえ、収支計画を見直すことも明らかにした。 

 

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 市は22年6月、札幌ドームの23~27年度の収支計画を公表。初年度は2億9400万円の赤字となる一方、24年度以降は3100万~1億800万円の黒字となり、5年間トータルで900万円の黒字を見込んでいた。しかし、初年度の赤字額が見込みの2倍以上となる6億5100万円に上ることが判明したことから、収支計画を下方修正することにした。 

 

 一方、24年度以降については黒字化を目指す方針を示した。24年度のイベント開催日数見込み(5月末時点)が前年度比25日増の123日となっているほか、ネーミングライツ(施設命名権)契約を大和ハウス工業と締結したことなどから、金谷泰亨・市スポーツ部長は「収支改善目標として掲げた金額の達成は可能」と述べ、単年度の黒字化実現に自信を示した。【高山純二】 

 

 

 
 

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