( 194619 )  2024/07/25 16:31:49  
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2024年民主党全国大会のサイン 

 

(ブルームバーグ): 11月の米大統領選で、ハリス副大統領が新たに大統領候補として当選を目指す民主党は、全国大会の代議員が向こう2週間以内にオンライン形式の会合を開き、党の正副大統領候補を正式に認定することとなった。 

 

民主党全国大会の議事運営委員会が24日、オンライン形式の点呼投票プロセスを圧倒的多数で承認した。これにより、イリノイ州シカゴで8月19-22日に開かれる全国大会よりも前に、正副大統領候補を正式に確定するのに必要なハードルを全てクリアした。 

 

オンライン形式の点呼投票は8月1-7日のいずれかの時期に開催され、正確な日程は民主党全国委員会のハリソン委員長と全国大会のムーア議長が決める。 

 

バイデン大統領が21日に選挙戦撤退を決めたことに伴う動きで、ハリス氏は副大統領候補の選考を早急に進めなければならない状況にある。バイデン氏による支持表明を受け、ハリス氏はわずか48時間で党の大統領候補指名を事実上確実にした。 

 

一方、NBCニュースは、オバマ元大統領が近く、ハリス氏を大統領候補として支持すると表明する計画だと、協議に詳しい関係者4人を引用して報じた。正確な表明のタイミングは不明だとしている。 

 

それによると、ハリス氏が21日に大統領候補指名を勝ち取る意向を示して以降、同氏とオバマ氏は緊密に連絡を取り合ってきた。オバマ氏はプライベートではハリス氏を全面的に支持しているという。 

 

ハリス氏が検討中と考えられる副大統領候補にはケンタッキー州のビシア知事やノースカロライナ州のクーパー知事、ペンシルベニア州のシャピロ知事、ミネソタ州のワルツ知事、アリゾナ州選出のケリー上院議員らの名前が挙がっている。 

 

ハリス氏が民主党大統領候補指名の場合、想定される副大統領候補 

 

選考プロセスに詳しい関係者1人の話では、ホルダー元司法長官が副大統領候補の身辺調査を行っている。 

 

民主党の担当者の話によれば、候補者認定期限を州法で当初8月7日としていたオハイオ州を筆頭に、一部の州が早めの期限を設定していたことから、候補者の名前が確実に投票用紙に記載されるよう間に合わせるため、プロセスを前倒しにしている。 

 

 

オハイオ州のデワイン知事(共和)はその後、候補者認定期限を9月1日に遅らせる新たな州法に5月に署名したが、民主党は正副大統領候補の投票用紙記載に異議を唱える法的措置が共和党側から取られる可能性を回避するため、当初の期限が引き続き有効であるかのように想定して対応している。 

 

オハイオ州は州法で主要政党の正副大統領候補が投票用紙に記載されるようにするには、党が両候補の名前を書面で認定するよう求めており、こうした想定の下ではハリス氏の副大統領候補選定の期限も事実上8月7日になる。 

 

民主党全国大会の議事運営委が24日に承認した規則変更では、大統領選の立候補表明締め切り期限は米東部時間今月27日午後6時(日本時間28日午前7時)で、候補として認められるには30日までに少なくとも300人の署名を集める必要がある。 

 

立候補が1人だけの場合、オンライン形式の点呼投票は8月1日か同日ごろに実施され、立候補が複数の場合、3日ごろの実施となると、議事運営委のドートリー共同委員長が説明した。 

 

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原題:Democrats Will Nominate Kamala Harris, Running Mate by Aug. 7、Barack Obama Plans to Endorse Harris for President Soon: NBC(抜粋) 

 

(c)2024 Bloomberg L.P. 

 

Gregory Korte, Aradhana Aravindan 

 

 

 
 

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