( 195422 )  2024/07/28 00:09:42  
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佐渡島の金山が世界遺産に登録されたことを祝って、地元関係者ら約200人が新潟県佐渡市でくす玉を割った。

登録が決まると歓声が上がり、金色のスティックバルーンを使って喜びを共有した。

登録に賛成した韓国に触れ、「仲良くやることが大事だ」と話した。

観光客も登録のタイミングで訪れて喜びを表す一方、地元関係者は佐渡の魅力を多くの人に知ってもらい、観光客を増やしたいと期待を寄せた。

(要約)

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「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録を祝ってくす玉を割る地元関係者ら=27日午後、新潟県佐渡市 

 

 「佐渡島(さど)の金山」のガイダンス施設「きらりうむ佐渡」(新潟県佐渡市)では、世界遺産委員会で行われた審議のインターネット中継を地元住民や関係者ら約200人が見守った。 

 

【ひと目でわかる】佐渡島の金山 

 

 20分ほどの審議で世界文化遺産への登録が決まると歓声が上がり、用意された金色のスティックバルーンを打ち鳴らして喜びを分かち合った。 

 

 市民団体「佐渡を世界遺産にする会」の中野洸会長(83)は「これからが大事。貴重な文化遺産を守り、活用して、この島が豊かになるよう皆さんと頑張っていきたい」とあいさつした。その後の記者会見では、これまで反発していた韓国が登録に賛成したことに触れ、「いかに仲良くやっていくかということも大きなわれわれの責務だと思う」と語った。 

 

 24日から家族旅行で島を訪れている長野県の小山田サトルさん(57)は、審議については知らなかったといい、「登録のタイミングで来られて良かった」と笑顔。「砂金採り体験などができて面白かった。他の観光施設や、昔ながらの町並みもあるので、また来たい」と話した。 

 

 島での勤務経験がある県職員、今井友佳さん(26)は、「世界遺産登録をきっかけに、海や食など佐渡の良さを多くの人に知ってもらい、リピーターを増やしたい」と期待を寄せた。 

 

 江戸時代の坑道の様子などを見学できる観光施設を運営する「ゴールデン佐渡」の鈴木徹社長(62)は、取材に「国内外から多くの観光客が来ると思うので、価値を理解してもらえるべく、努力したい」と答えた。  

 

 

 
 

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