( 196624 )  2024/07/31 02:27:15  
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静岡放送 

 

静岡県菊川市の住宅で家族3人が死亡した殺人事件で、警察は指名手配していた男の身柄を鳥取県鳥取市内で確保したと発表しました。男は腹部に自らがつけた傷があり鳥取市内の病院に入院していて、警察の聴取に対し「自分がやった」と事件への関与を認めているということです。 

 

身柄を確保されたのは、住居・職業不詳の片山宏一容疑者(27)です。この事件は7月28日、静岡県菊川市の住宅で、この家に住む男性(87)、妻(81)、娘(52)の3人が倒れているのが見つかり、死亡が確認されたものです。3人の遺体には、首など上半身を中心に複数の刺し傷や切り傷が確認されていて、執拗に切り付けられたとみられています。 

 

警察は殺人事件と断定し、現場から逃走した元自衛官の片山宏一容疑者(27)を全国に指名手配しました。片山容疑者は死亡した男性の孫でした。 

 

捜査関係者によると、片山容疑者はJR掛川駅から新幹線に乗って、関西方面に向かったとみられ、捜査の結果、鳥取県内にいることが判明。警察は30日夜7時ごろ、鳥取市内にいた片山容疑者を発見し、身柄を確保しました。 

 

片山容疑者は腹部にけがをしていたため、そのまま、鳥取市内の病院に入院しました。けがは警察に確保される前に自らつけた傷だということで、命に別状はありません。 

片山容疑者は警察の聴取に対し、事件について「自分がやった」と関与を認めているということです。また、確保当時の服装は事件当時とは違ったとのことです。 

 

捜査関係者によると、片山容疑者は殺害された3人とはしばらくの間音信不通の状態で、突然、被害者の自宅を訪れ犯行に及んだとみられています。警察は親族間で何らかのトラブルがあったとみて捜査を進めています。 

 

静岡放送 

 

 

 
 

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