三重県多気町で記者会見を行った岸田文雄首相は、防弾パネルで囲まれた壇上で質問に答えた。

これは、トランプ前米大統領の暗殺未遂事件を受け、今後も屋外での演説やインタビューに使用する予定とのこと。

警察庁は、2022年の安倍晋三元首相銃撃事件や2023年の岸田首相襲撃事件を踏まえ、警護体制の見直しを進めている。

（要約）

視察を終え、記者の質問に答える岸田首相＝31日午後、三重県多気町（代表撮影） 

　岸田文雄首相が31日に三重県多気町で報道各社のぶら下がり会見に応じた際、防弾パネルによる囲いを導入した。首相は前と左右の3面をパネルで囲まれた壇上で発言した。政府関係者によると、トランプ前米大統領が銃撃され負傷した暗殺未遂事件を受け、今後も屋外での演説やインタビューの際に使用する予定という。 

　警察庁は、2022年7月の安倍晋三元首相銃撃事件や23年4月の岸田首相襲撃事件を受け、警護体制の見直しを進めている。