( 197129 )  2024/08/01 15:49:09  
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辞職を表明する片山副知事(12日午前、兵庫県庁で)=八木良樹撮影 

 

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で、県政の混乱を招いたとして、片山安孝副知事(64)が31日付で辞職した。この日、県庁で記者団に「混乱の責任を誰かが取らなければならない。この状況が通常に戻っていくことを望んでいる」と述べた。 

 

 片山氏は7月12日に辞職を表明。斎藤知事にも計5回、辞職を進言し、受け入れられなかったことも明らかにした。この日、斎藤知事の出処進退について、「本人が判断すべきだが、県内の首長から辞職して県民に信を問うべきだという話が出ている。知事はしっかり認識すべきだ」と語った。 

 

 一方、県は31日、県立大の授業料無償化など斎藤知事の肝いり政策を担当していた小橋浩一理事(60)を、8月1日付で総務部付の部長級に降格させる人事異動を発表した。 

 

 小橋氏は内部告発を巡る問題の対応に当たっていたが、体調不良を理由に1週間ほど前から休んでおり、降格は小橋氏の申し出という。理事は行政職トップのポストで、今後は当面、空席となる見通し。 

 

 

 
 

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