( 197689 )  2024/08/02 18:48:24  
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兵庫県・斎藤元彦知事(7月30日) 

 

 兵庫県の斎藤知事のパワハラなどの疑惑を調べる百条委員会が2日午前10時から行われ、8月下旬に行われる証人尋問の進め方などが議論されました。斎藤知事への出頭要請・尋問については、8月30日に行われることが決まりました。 

 

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 斎藤知事は30日に尋問が決まったことに対し、「しっかり調査に対応させていただく」と語りました。記者団から進退について改めて問われると「私としては日々の仕事を1日1日きちっとやっていく」と話し、改めて辞職を否定しました。 

 

兵庫県の百条委員会(2日) 

 

 兵庫県の元西播磨県民局長だった男性は、今年3月、知事のパワハラ疑惑などを告発し、百条委員会の証人尋問を前に、7月7日に死亡しました。遺書が残されていて、自殺とみられます。 

 

 前回の7月19日に行われた百条委員会では、元県民局長が遺書とともに残した音声データや陳述書を資料として採用することなどが決定していました。 

 

 また、兵庫県の全職員、約9700人を対象にアンケートを行うことも決定し、7月31日から実施されています。アンケートの内容は斎藤知事のパワハラ疑惑などに関してで、調査はWEB上で実施され、匿名・実名は回答者が選べるようになっています。 

 

 パワハラ疑惑に関する証人尋問は、8月23日と30日に2回予定されていますが、23日は6人の職員に対して、30日は斎藤知事本人と4人の職員への尋問を行う案が示され、了承されました。 

 

百条委員会の奥谷委員長(2日) 

 

 証人尋問は一問一答形式で行われ、知事を含め部長級以上の職員への尋問は公開されることが決まりました。一方で、一部職員らへの証人尋問については非公開とし、公開する尋問についても、パーティションで区切るなどのプライバシーへの配慮がなされることが決まり、知事や職員に対し、告発された疑惑に関係する提出を求めることも決まりました。 

 

 委員会後の会見で、百条委員会の奥谷委員長は知事の証人尋問について、調査する項目ごとに複数回出頭を要請する考えを明かしました。 

  

 また、体調不良で降格を申し出た小橋元理事や、井ノ本総務部長についても体調の回復を待って証人尋問を実施する方針だということです。 

 

 

 
 

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