( 197854 )  2024/08/03 02:33:35  
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DeNA対阪神 投手交代を告げ、厳しい表情でベンチに戻るDeNA三浦監督(撮影・足立雅史) 

 

<DeNA2-4阪神>◇2日◇横浜 

 

 勝ちがとにかく遠い。DeNAが悪夢の9連敗とトンネルを抜けられない。引き分けを挟まない9連敗は三浦大輔監督(50)政権では初めてで、19年の10連敗以来5年ぶりとなった。 

 

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 先発メンバーから牧、佐野、梶原以外の野手5選手を変更し、スタメンを大幅入れ替えて臨んだ一戦。13試合ぶりに1番に座った桑原が1回、中前打でいきなり出塁。勢いをつけたがけん制死で先制のチャンスを逸した。これで前日の広島戦(マツダスタジアム)の梶原に続いて2試合連続のけん制死となった。 

 

 それでも、2回に6試合ぶりの先制に成功する。脳振とう特例での抹消から復帰した4番オースティンが四球で出塁。1死から京田も四球を選び、約1カ月ぶりスタメンの戸柱も死球で1死満塁。このチャンスにこの日1軍昇格して約2カ月ぶりにスタメンに抜てきされた林が中犠飛で応えた。チームに6試合ぶりの先制点をもたらした。 

 

 しかし先発ジャクソンがリードを守り切れなかった。6回、先頭の近本に死球から犠打で1死二塁とされ、森下に詰まりながらも中前への同点適時打を打たれた。さらに佐藤輝、大山と3連打で勝ち越し点を献上。6回途中でマウンドを降りた。2番手京山も流れを止めきれず、2死満塁から左翼への適時打を打たれてこの回一挙4点を失った。 

 

 8回の反撃も及ばなかった。先頭の林が右前打でチャンスメークすると、三浦監督は1死一塁からこの日安打を放っている桑原、梶原の上位打線に代打攻勢を仕掛けた。山本が左翼フェンス直撃の二塁打でつなぎ、二、三塁から宮崎が中前打で1点を返した。1死一、三塁でホームランで逆転の好機だったが、牧は三ゴロ。オースティンは二、三塁から申告敬遠で2死満塁、佐野が二ゴロに倒れて及ばなかった。 

 

 オースティンが復帰し、打線を大幅に入れ替えても得点力不足は解消されず。後半戦は7戦連続3得点以下で、合計10得点。DeNAが長いトンネルから抜けられない。 

 

 

 
 

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