( 198129 ) 2024/08/04 01:43:20 0 00 松山選手(左)、志田選手(右)
■パリオリンピック™ バドミントン女子ダブルス3位決定戦準決勝(3日、ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ)
世界ランク4位の志田千陽(27、再春館製薬所)・松山奈未(26、再春館製薬所)ペアはマレーシアの同12位のタン・パーリー(24)、ティナ・ムラリタラン(26)にゲームカウント2-0(21-11、21-11)で勝利。女子ダブルスでは2016年のリオ五輪で金メダルを獲得した髙橋礼華・松友美佐紀ペア以来の表彰台となった。
開始前、いつもと変わらず四方に挨拶して試合に入ったシダマツペア。対戦成績9勝1敗と有利な相手に出だしから松山がサーブで崩し、志田が好レシーブで得点を重ねた。さらに持ち味の速いローテーションで攻撃の手を緩めず11‐4と7点リードで折り返した。インターバル明けに3連続で得点されたが、ドライブ合戦を制すなど追撃を許さず21‐11で先取した。
松山選手、志田選手
第2ゲームもスタートから3連続得点でリードすると、このゲームでも速いローテーションで得点を重ねた。しかしマレーシアペアも前衛からの攻撃で徐々に点差を詰め寄ったが長いラリーをシダマツペアが制し11‐6で折り返した。そのまま逃げ切りストレートで勝利したシダマツペア。2人で「笑って帰れるように」と準決勝敗戦後に気持ちを切り替えて臨んだ初の五輪で銅メダルを獲得した。
試合後、志田は「昨日負けてしまって悔しかったんですけど、2人でちゃんと持ち帰るものが獲得できてよかったです」。松山も「メダルを持って帰れることにホッとしたのと、今日とにかく勝ちたかったので勝ててよかったです」と喜びを語った。
3位決定戦では「本当に今日が勝っても負けても最後だと思っていたので、本当に相手よりも我慢しようだったりとか、一球も諦めないでシャトルを追おうという気持ちでやってました」と志田。松山も「今日はもうずっと前を向いて、また次一本、次一本って2人で、声掛け合いながらしてました」と試合を振り返った。結成11年、シダマツペアが笑顔で初の五輪を終えた。
混合ダブルス銅メダルの渡辺&東野
【バドミントン日本選手の結果】
■男子シングルス 奈良岡功大(23、NTT東日本)ベスト16 西本拳太(29、ジェイテクト)ベスト16
■女子シングルス 山口茜(27、再春館製薬所)ベスト8 大堀彩(27、トナミ運輸)ベスト8
■男子ダブルス 保木卓朗(28、トナミ運輸)・小林優吾(29、トナミ運輸)予選リーグ敗退
■女子ダブルス 志田千陽(27、再春館製薬所)・松山奈未(26、再春館製薬所)銅メダル 永原和可那(28、北都銀行)・松本麻佑(28、北都銀行)予選リーグ敗退
■混合ダブルス 渡辺勇大(27、BIPROGY)・東野有紗(28、BIPROGY)銅メダル
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