( 198334 )  2024/08/04 17:25:30  
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 フランス代表に敗れ、鈴木桂治監督(左)に声をかけられる阿部一二三(撮影・中田匡峻) 

 

 「パリ五輪・柔道混合団体・決勝」(3日、シャンドマルス・アリーナ) 

 

 前回の東京大会銀メダルで、悲願の金メダルを狙う日本は、決勝で東京五輪金メダルのフランスと再戦し、3-4で敗れ、2大会連続の銀メダルに終わった。選手は涙を流し、謝罪した。 

 

【写真】歓喜に沸くフランス柔道選手団 国際柔道連盟には世界から批判殺到 

 

 日本が3-1で王手をかけて迎えた第5試合の男子73キロ級では、個人66キロ級2連覇王者の阿部一二三が、本来1階級上の男子73キロ級銀メダリストのガバと対戦。8分を超えた死闘となったが、8分52秒にすくい投げを浴びて、一本負けに終わった。ガバは3分11秒で先に指導2つを浴び、その後も終始、阿部が攻め立てる展開が続いたが、なかなか3枚目の指導が提示されなかった。 

 

 死闘は3-3でゴールデンスコアによる代表戦に。ルーレット抽選による階級抽選で、90キロ超級・斉藤立-リネールに決まった。今大会を含め個人で金メダル3回の実績がある絶対王者リネールを相手に、本戦で敗れていた斉藤がリベンジを狙ったが、牙城を崩すことができず、6分26秒の死闘の末に大内刈りで一本負け。フランスの英雄の巧みな柔道に再び屈した。 

 

 国際柔道連盟(IJF)のインスタグラムはフランスの優勝を伝える投稿を行ったが、コメント欄はさまざまな言語で批判が殺到。「本当の勝者は日本」「日本4-1フランス」「マジでルーレットが“ランダムに”+90kgを選んだ」「恥ずべき審判と“偶然の”ルーレット」「とても不公平」「恥を知れ」「ひどい審判だった」「ランダムじゃないだろ…」「日本は尊敬に値する」など、世界中から反響が集まっている。 

 

 

 
 

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