( 199289 )  2024/08/07 16:32:54  
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Photo: Adobe Stock 

 

 「ちゃんと働いているのに評価されない」「サイレント減点されている」…… 

あなたは職場でこういった「コスパの悪い」働き方をしていないだろうか? 

あなたも、「職場で要領よく立ち回れる人」になって、「会社で自由と安寧を手に入れたい」と思ったことはないだろうか。 

そんな思いに応える新刊が、『雑用は上司の隣でやりなさい』だ。最短出世中・現役エリートメガバンカーのたこす氏が「なぜか評価をされる人」が戦略的にやっている75のテクを明らかにした革新的な一冊として、各所で話題沸騰中。 

地頭力よりも実力よりも大切な「超・圧倒的に役立つ」ノウハウが満載の本書。今回はそんな本書から「なぜ、ゴルフをやるべきなのか」を解説する。 

 

● 役員になりたいなら、ゴルフは「必修科目」 

 

 僕はメガバンクで就職活動の支援も手掛けているので、毎年100人くらいの大学生と会話をしています。そこでよく聞かれる質問の一つに「ゴルフってやらないとダメですか?」があります。僕はいつもその質問に対して、「ゴルフをすることは有利になることはあるけど必ずしも必要ではない」と回答しています。 

 

 しかし、もし社内で「役員クラスの高いポジションまで昇格していきたいと考えているのであれば絶対に必要」と回答します。ゴルフができるだけで出世できる会社はほとんど存在しませんが、出世をするにあたってゴルフが必要になることは大いにあります。 

 

● ゴルフをやらないと出世できない「のっぴきならない理由」 

 

 ゴルフが必要な理由は大きく2つあります。一つ目は「お客さんがやるから」です。僕もメガバンクに入社して知ったのですが、経営者の多くがゴルフをします。 

 

 実際に、僕は今まで100回以上の接待ゴルフをアレンジしたことがあります。自分はゴルフをしないのにわざわざゴルフ場に行って案内するいわゆる「背広幹事」という業務もやったことがありますし、仲の良いお客さんが誘ってくれる楽しい接待ゴルフ、お客さんが全ての取引金融機関の役員を招待する毎年恒例のゴルフ大会みたいなものもありました。 

 

 しかも実は、JTCの役員だけでなく、スタートアップ系の社長も含めて幅広い業種の方々がゴルフを嗜みます。このような経営者たちと対等にコミュニケーションをするためにはゴルフができることは当然にして重要です。 

 

● ゴルフができないと社内政治に参加できない 

 

 二つ目は、「社内政治」です。社内役員の多くはゴルフをします。その理由は前述した一つ目の理由の通りで、お客さんと対等にコミュニケーションをするうえでゴルフは必修科目なので、全員が通ってき 

 

 たからです。また、その結果、社内役員とのコミュニケーションとしてゴルフコンペが開催されることもよくあります。 

 

 社内で出世していくためには、自分より上の役員や部長クラスから認めてもらう必要があります。あなた以外のライバルが全員ゴルフができるのにもかかわらず、あなただけゴルフができなかった時に、果たしてあなたは出世させてもらえるでしょうか。少なくとも、他社の経営陣とコミュニケーションが必要なポジションにアサインされることはないでしょう。 

 

 以上の2点より、ゴルフは役員クラスへの出世にあたっては必修科目です。もし、時代が変わって社内外の偉い人たちがゴルフをしなくなればこの必修科目はなくなりますが、まだまだ遠い未来の話だと思っています。 

 

 (本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』から一部を抜粋・編集・加筆したものです) 

 

たこす 

 

 

 
 

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