政府は南海トラフ巨大地震の注意情報を受け、岸田首相が長崎での平和祈念式典への出席と中央アジア、モンゴル歴訪の可否を検討している。

林官房長官が記者会見で明らかに。

首相は警戒態勢を整えており、外遊の可否は林氏が発表し、カザフスタンで首脳会合を開催する予定。

（要約）

南海トラフ地震に関し、記者団の取材に応じる岸田首相＝8日午後8時5分、首相官邸 

　政府は8日、南海トラフ巨大地震の注意情報発表を受け、岸田文雄首相が9日に予定している長崎での平和祈念式典への出席と、中央アジア、モンゴル歴訪の可否の検討に入った。林芳正官房長官が8日夜の臨時記者会見で明らかにした。 

　首相は官邸で記者団に「政府として南海トラフ地震への警戒態勢を構築しているところだ。それらの状況を踏まえて適切に判断したい」と述べた。 

　首相の外遊は、林氏が8日午前の定例会見で発表した。9～12日の日程でカザフスタン、ウズベキスタン、モンゴルを訪れる予定。カザフスタンでは、中央アジア5カ国との初の首脳会合を開催。