( 200102 )  2024/08/10 00:31:22  
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消費者庁が、スポーツジム運営会社「RIZAP(ライザップ)」に対し、ステルスマーケティング(ステマ)を行ったとして景品表示法違反で再発防止を求める措置命令を出した。

具体的には、低価格ジム「チョコザップ」の宣伝を依頼したインフルエンサーの投稿を自社サイトに転載し、広告やPRといった表示をせずに第三者の体験談として伝えていたり、サービス内容を誤認させる表示を行っていたことが分かった。

(要約)

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ライザップ 

 

 個人の感想を装って商品を宣伝するステルスマーケティング(ステマ)をしたなどとして、消費者庁は9日、スポーツジム運営会社「RIZAP(ライザップ)」(東京都新宿区)に対し、景品表示法違反で再発防止を求める措置命令を出したと発表した。命令は8日付。 

 

【図解】さっと分かるステマの流れ…広告と明らかにせず好意的な投稿 

 

 発表によると、同社は今年1~3月、同社が運営する低価格ジム「チョコザップ」について、インスタグラムによる宣伝を依頼していたインフルエンサー15人の投稿を自社サイトに転載。その際、「広告」や「PR」などの記載をせず、閲覧者に第三者の体験談と誤認させる表示をした。 

 

 今年2~6月には、チョコザップが提供する「セルフ脱毛」「セルフエステ」など8種類のサービスについて、「24時間使い放題」など、いつでも自由に利用できると誤認させる表示を自社サイトに載せたり、インフルエンサーにインスタへ投稿させたりした。実際は1日に5~16時間しか利用できない状態だった。 

 

 2022年7月にサービスを開始したチョコザップは、月額3278円(税込み)の低価格が話題を呼び、全都道府県に進出している。今年5月時点の会員数は約120万人で、店舗数は約1500店。ライザップの持ち株会社は取材に「自社サイトへの掲載ならば、広告表記は不要という認識だった。今後は再発防止を徹底する」と答えた。 

 

 

 
 

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