埼玉県鴻巣市立笠原小学校の旧校舎で若い女性タレントの撮影イベントが開催されることに議論が起きている。

一部からは「性的興行」として批判されているが、出演者は水着を着用せず、制服や浴衣での撮影となる予定。

過去に県営プールでの水着イベントで反対運動があったこともあり、議論が盛り上がっている。

一部の人々は、若い女性や制服、学校舎が性的な意味合いで利用されることに反対の声を上げている。

一方で、車椅子で活動する「仮面女子」メンバーの猪狩ともかは、反対派に疑問を呈し、「制服姿の子を性的な目で見てるのか？」と問いかけている。

（要約）

猪狩ともか 

　既に閉校した埼玉県鴻巣市立笠原小学校の旧校舎で若い女性タレントの撮影イベントが開かれることに、ネット上で議論が過熱している。一部から「性的興行」と批判の声が出ている中、車椅子アイドルが12日、自身のSNSで反対運動に疑問を呈した。 

　この撮影会は13～15日に開催される予定で、イベントの公式サイトに出演者の衣装は「制服・浴衣」とあり「水着の着用はございません」と記されている。だが、埼玉県では昨年、県営プールで若い女性タレントの水着撮影会の開催を巡って反対運動が起きたことがあった。 

　X（旧ツイッター）では今回の制服と浴衣の撮影会に対して「性の商品化の中で若い女性・制服・校舎という組み合わせが利用されることに対する行政の意識の希薄さに愕然とする」「女子生徒に対する性的記号化、性搾取を助長する”イベント”に断固抗議します」など反対の声が書き込まれている。 

　一方、アイドルグループ「仮面女子」メンバーで、車椅子で活動していることでも知られる猪狩ともか（32）は自身のXで「制服撮影会を性的興行って…。反対してる人たちは制服姿の子を性的な目で見てるってこと？」と疑問視。「守るためと言いながら仕事を取り上げ、追い詰めいている現状。これからも私の仲間たちはこの手のクレームでどんどん仕事を失っていくのでしょうか？」と問いかけた。 

中日スポーツ