( 201349 )  2024/08/13 17:28:26  
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東京証券取引所 

 

 連休明け13日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は急騰している。連休中に世界の株式市場で主要株価指数がおおむね堅調だったことを受けて、上昇幅は前週末終値に比べて一時、1000円を超えた。午前の終値は760円55銭高の3万5785円55銭だった。 

 

 米株式市場で下落が目立っていた半導体株を買い戻す動きが出て、東京市場でも流れを引き継いだ。東京エレクトロンを始めとする関連株が買われている。円相場で急激に進んだ円高・ドル安に歯止めがかかっていることも好感されている。 

 

 日経平均は先週、史上最大の下落、上昇幅を記録したが、後半はいったん落ち着きを取り戻した。ただ、米国経済の先行き不安は根強く、中東情勢の悪化も懸念される。幅広い品目に影響を与える原油価格が上昇すれば、企業のコスト増につながりかねない。 

 

 市場では、「今週発表される米消費者物価の内容を見極めようとする投資家は多い。景気減速が確認されれば、相場は再び大きく動く可能性がある」(大手証券)といった見方が出ている。 

 

 

 
 

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