14日、岸田文雄首相が記者会見で、９月の自民党総裁選に出馬しないと正式に表明した。

岸田首相は、自民党が変わることを示すために自身が身を引くことが重要であり、新総裁の選出後には政権を退く考えを示した。

岸田首相の在任期間は、この日で1046日となり、戦後8番目に長い。

(要約)

記者会見で次期総裁選への不出馬を表明する岸田文雄首相＝１４日午前、首相官邸（春名中撮影） 

岸田文雄首相は１４日、首相官邸で記者会見を行い、９月の自身の任期満了に伴う自民党総裁選に出馬しないと正式に表明した。 

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰？ 

首相は「今回の総裁選は自民党が変わる姿、『新生・自民党』を国民の前にしっかり示すことが大事だ。自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ。総裁選には出馬しない」と述べた。新総裁選出後に岸田政権は退陣し、約３年で幕を閉じる。 

岸田首相の在任期間は１４日時点で１０４６日で、岸信介氏に次ぎ戦後８番目の長さとなっている。